ファイバ チャネル (FC) は、ESXi ホストから共有ストレージにデータ トラフィックを転送するために SAN が使用するストレージ プロトコルです。このプロトコルでは、SCSI コマンドが FC フレームにパッケージ化されます。FC SAN に接続するために、ESXi ホストではファイバ チャネル ホスト バス アダプタ (HBA) を使用します。
ファイバ チャネルは、管理ドメインおよび統合ワークロード ドメインの補助ストレージとして使用できますが、VI ワークロード ドメインのプリンシパル ストレージとして使用したり、vSphere インフラストラクチャから変換された管理ドメインのプリンシパル ストレージとして使用することもできます。
ストレージ タイプ |
統合ワークロード ドメイン |
管理ドメイン |
VI ワークロード ドメイン |
---|---|---|---|
プリンシパル |
いいえ |
vSphere インフラストラクチャから変換された管理ドメインの場合のみ |
はい |
補助 |
はい |
はい |
はい |
FC ストレージの前提条件
- 少なくとも 3 台の ESXi ホスト。『vSphere ストレージ』ガイドの「ESXi ファイバ チャネル SAN の要件」を確認してください。
注: VMFS on FC をプリンシパル ストレージとして使用し、VI ワークロード ドメインが更新方法として vSphere Lifecycle Manager イメージを使用している場合は、2 台のホストのみが必要です。ワークロード管理には、少なくとも 3 台の ESXi ホストを持つ vSphere クラスタが必要です。
- VxRail の最初の実行を行い、VMFS on FC 構成設定を指定します。VxRail の最初の実行の詳細については、Dell サポートにお問い合わせください。
- 事前に作成された VMFS データストア。
FC ストレージの手順
- ファイバ チャネルを新しい VI ワークロード ドメインのプリンシパル ストレージとして使用するには、VxRail の最初の実行を行い、VI ワークロード ドメインを作成します。VxRail VI ワークロード ドメインの作成を参照してください。
- ファイバ チャネルを新しいクラスタのプリンシパル ストレージとして使用するには、VxRail の最初の実行を行い、VxRail クラスタを追加します。SDDC Manager ユーザー インターフェイスを使用したワークロード ドメインへの VxRail クラスタの追加を参照してください。
- ファイバ チャネルを補助ストレージとして使用するには、『vSphere ストレージ ガイド』を参照してください。