vSphere クライアントを使用して VMware Cloud Foundation の構成に変更を加えた場合は、VCF インポート ツール の同期ワークフローを使用して、vCenter Server から適用されたアウトオブバンドの変更で SDDC Manager を手動で更新できます。

SDDC Manager インベントリと vCenter Server インベントリが同期しなくなっている場合は、一部の SDDC Manager ワークフローがブロックされることがあります。この手順を使用すると、それらのタスクをブロック解除できます。

同期ワークフローは、SDDC Manager ワークロード ドメインにインポート/変換した vSphere 環境で実行できます。また、SDDC Manager から展開されたワークロード ドメインでも実行できます。

同期ワークフローでは、同期するワークロード ドメインを指定する必要があります。複数のワークロード ドメインを同期する必要がある場合は、同期ワークフローを複数回実行することになります。

前提条件

最新バージョンの VCF インポート ツールSDDC Manager アプライアンス 上で必要です。

手順

  1. VCF インポート ツール がすでに SDDC Manager アプライアンス に展開されている場合は、手順 3 に進みます。そうでない場合は、今すぐダウンロードします。
    1. Broadcom サポート ポータルにログインし、[My Downloads] > [VMware Cloud Foundation] に移動します。
    2. バージョン 5.2 をクリックします。
    3. [ドライバとツール] をクリックします。
    4. VCF インポート ツール のダウンロード アイコンをクリックします。
    5. vcf-brownfield-import-<version>.tar.gzSDDC Manager アプライアンス にコピーします。
  2. vcf-brownfield-import-<version>.tar.gzSDDC Manager アプライアンス にコピーし、アーカイブを抽出します。
    1. vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager アプライアンスに SSH 接続します。
    2. vcfimport ディレクトリを作成します。
      mkdir /home/vcf/vcfimport
    3. vcf-brownfield-import-<version>.tar.gz/home/vcf/vcfimport ディレクトリにコピーします。
    4. vcf-brownfield-import-<version>.tar.gz の内容を抽出します。
      tar -xvf vcf-brownfield-import-<version>.tar.gz
  3. 同期パラメータを使用して vcf_brownfield.py スクリプトを実行します。
    1. vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager アプライアンスに SSH 接続します。
    2. vcf_brownfield.py スクリプトの場所に移動し、次のコマンドを実行します。
      python3 vcf_brownfield.py sync --domain-name <selected-domain-name>
      
      <selected-domain-name> を同期するワークロード ドメインの名前に置き換えます。