このセクションでは、Cloud Web Security で使用される Transport Layer Security (TLS) 通信のバージョンについて説明します。Cloud Web Security は常に、接続に使用できる最新の TLS バージョンを使用します。

クライアントとサーバがこの TLS バージョンをサポートする限り、この最新の TLS バージョンは完全なエンドツーエンド通信([クライアント (Client)] > [Cloud Web Security] > [Web サーバ (Web Server)])でサポートされます。

Web サーバとの通信の場合、クライアントは最初に最新の TLS バージョン (1.3) をネゴシエートし、Cloud Web Security サービスが接続をプロキシすると、そのバージョンを考慮しようとします。ただし、どの TLS バージョンが使用されるかは、Web サーバによって決まります。つまり、Web サーバが TLS 1.2 のみをサポートしている場合、そのバージョンがエンドツーエンド通信にも使用されることになります。

Cloud Web Security で使用される、サポートされている TLS バージョンと暗号スイートのリストを次に示します。
表 1. Cloud Web Security で使用される TLS バージョンと暗号スイート
TLS バージョン/暗号スイート
[(TLS 1.3)] AES_256_GCM_SHA384
[(TLS 1.3)] CHACHA20_POLY1305_SHA256
[(TLS 1.3)] AES_128_GCM_SHA256
[(TLS 1.2)] ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256
[(TLS 1.2)] ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384
[(TLS 1.2)] ECDHE-RSA-AES128-SHA256
[(TLS 1.2)] ECDHE-RSA-AES256-SHA384
[(TLS 1.2)] AES128-GCM-SHA25
[(TLS 1.2)] AES256-GCM-SHA384
[(TLS 1.2)] AES128-SHA256
[(TLS 1.2)] AES256-SHA256
[(TLS 1.0、1.1)] AES128-SHA
[(TLS 1.0、1.1)] AES256-SHA
[(TLS 1.0、1.1)] ECDHE-RSA-AES128-SHA
[(TLS 1.0、1.1)] ECDHE-RSA-AES256-SHA