このチェックリストでは、オンプレミス データセンターとクラウド SDDC 間の vMotion による移行のエンドツーエンドの要件と構成について説明します。
注:
HCX ベースの vMotion にはさまざまな要件があります。VMware HCX を使用したハイブリッド移行のチェックリストを参照してください。
要件 | 説明 |
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ネットワーク速度と遅延 | vMotion での移行では、移行元と移行先の vMotion VMkernel インターフェイス間での帯域幅を 250 Mbps 以上に維持し、移行元と移行先間の往復遅延時間を 100 ミリ秒以内に抑える必要があります。 |
オンプレミスの vSphere のバージョン | オンプレミスの vSphere インストール環境は、vSphere 6.7U2 以降である必要があります。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 56991 を参照してください。 |
オンプレミスの Distributed Switch のバージョン | 6.0 以降。 |
オンプレミスの NSX のバージョン | 任意
注:
NSX で構成された SDDC では、オンプレミスの VXLAN カプセル化ネットワーク (NSX for vSphere) または Geneve Datacenter Overlay ネットワーク (NSX) に対するホット vMotion はサポートされていません。
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IPsec VPN | 管理ゲートウェイの IPsec VPN を構成します。『VMware Cloud on AWS Networking and Security』ガイドのSDDC とオンプレミス データセンターの間の VPN 接続の設定を参照してください。 |
Direct Connect | vMotion による移行には、オンプレミス データセンターと VMware Cloud on AWS SDDC との間にプライベート仮想インターフェイス経由による Direct Connect が必要です。VMware Cloud on AWS での AWS Direct Connect の使用を参照してください。 |
ハイブリッド リンク モード | vSphere Client から移行を開始するには、ハイブリッド リンク モードが必要です。API または PowerCLI を使用して移行を開始する必要はありません。 『VMware Cloud on AWS データセンターの管理』の「ハイブリッド リンク モード」を参照してください。 |
L2 VPN | レイヤー 2 VPN を構成し、オンプレミス データセンターとクラウド SDDC 間の仮想マシン ネットワークを拡張します。ルーティングされたネットワークはサポートされません。『VMware Cloud on AWS のネットワークおよびセキュリティ』を参照してください。 |
VMware Cloud on AWS ファイアウォール ルール | vMotion で必要なファイアウォール ルール の説明どおりに、必要なファイアウォール ルールを作成します。 |
オンプレミスのファイアウォール ルール | vMotion で必要なファイアウォール ルール の説明どおりに、必要なファイアウォール ルールを作成します。 |
仮想マシンのハードウェアと設定 | 仮想マシン ハードウェアが以下の要件を満たしていることを確認します。
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重要: Network I/O Control (NIOC)、SpoofGuard、分散ファイアウォール、およびスイッチ セキュリティを含む、移行元のスイッチの設定とランタイム状態は、どちの方向も移行先には適用されません。vMotion を開始する前に、移行元のスイッチの設定を移行先のネットワークに適用してください。