VMware では、展開の準備が完了した事前パッケージ済みの仮想マシンのセットを提供しています。

VMware は、キュレートによる Microsoft ソフトウェア リポジトリを以下の OVF で提供しています。
  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019 Datacenter
  • Windows Server 2016 Datacenter
  • Windows Server Datacenter (製品の半期チャネル リリースを提供)
  • Windows Server 2019 Datacenter with SQL Server 2019 Enterprise
OVA では、次の SQL Server 機能が事前に構成されています。
  • データベース エンジン サービス
  • クライアント ツールの接続
  • クライアント ツールの後方互換性
SQL Server サービスは次のように構成されます。
  • SQL サービス エージェント:自動
  • SQL Server データベース エンジン:自動
  • SQL Server Browser:手動
デフォルトの SQL Server インスタンスには、次の構成が適用されていました。
  • 「ボリューム管理ツールの実行を許可する」が有効になっている
  • サーバの最小メモリ:0 MB
  • サーバの最大メモリ:5,940 MB
  • 認証モード:「Windows 認証」
  • SQ サーバ管理者ロール:「BUILTIN\Administrators (Administrators)」
注: インストールされているインスタンスに機能を追加する必要がある場合は、同じコンテンツ ライブラリで提供されている SQL Server の ISO イメージを使用します。ISO イメージの使用方法の詳細については、 Microsoft ISO を使用した仮想マシンの作成を参照してください。
注: Windows ファイアウォールは、すべての VMware 提供の OVA で有効になっています。
OVF パッケージには、次の構成があります。
  • ハードウェア互換性:ESXi 7.0 以降(ハードウェアバージョン 17)。
  • 4 個の CPU
  • 8 GB のメモリ
  • ネットワーク アダプタ:VMXNET3
  • VMware 準仮想化 vSCSI (PVSCSI) コントローラに接続された単一の 90 GB VMDK
注: VMware キュレートの Microsoft ソフトウェア リポジトリへのアクセスは、 VMware Cloud on AWS で使用する Microsoft バイナリを展開する場合にのみ使用してください。

手順

  1. 次の URL にアクセスして、サブスクライブ済みコンテンツ ライブラリを作成し、VMware のキュレートによる Microsoft ソフトウェア リポジトリにサブスクライブします:https://vmc-microsoft-templates.s3-us-west-2.amazonaws.com/Images/lib.json
    コンテンツ ライブラリを作成するための詳細については、 https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vm_admin.doc/GUID-2A0F1C13-7336-45CE-B211-610D39A6E1F4.htmlを参照してください。
  2. 目的の OVF を環境に展開します。
    コンテンツ ライブラリからの OVF の展開の詳細については、 https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vm_admin.doc/GUID-3C02B3FC-5DE6-48AA-9AD3-7F0D1C7EC4B6.htmlを参照してください。
  3. vCPU の追加、ディスクの追加、ネットワーク設定の変更など、仮想マシンに必要な変更を加えます。
    仮想マシンの構成の詳細については、 https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vm_admin.doc/GUID-4AB8C63C-61EA-4202-8158-D9903E04A0ED.htmlを参照してください。
  4. VMware Cloud コンソール を使用してコンピューティング ゲートウェイ ファイアウォールを構成し、インターネットへの送信方向の HTTP および HTTPS アクセスを許可します。
    これは、Windows Server イメージの初回アクティベーションに必要です。ファイアウォールの構成の詳細については、 https://docs.vmware.com/jp/VMware-Cloud-on-AWS/services/com.vmware.vmc-aws-networking-security/GUID-A5114A98-C885-4244-809B-151068D6A7D7.htmlを参照してください。
  5. 仮想マシンをパワーオンします。
  6. 会社のセキュリティ ポリシーに従って仮想マシンを保護するために、Windows Server のパスワードを設定します。
  7. (オプション) 仮想マシンを再利用できるようにテンプレートに変換します。
    テンプレートからクローン作成された仮想マシンの再アクティベーションが必要になる場合があります。

次のタスク

  • 最新のパッチとセキュリティ アップデートを使用して、仮想マシンを更新します。VMware は Microsoft 製品の最新バージョンを提供しますが、製品が安全な環境で実行されるように、最新のメンテナンス アップデートおよびセキュリティ パッチを適用する必要があります。SDDC にインポートするバイナリを更新する場合は、エンタープライズの推奨事項に従ってください。
  • ファイアウォール ルールを更新します。アクティベーションおよびパッチの更新プロセスでは、仮想マシンがインターネットにアクセスできる必要があります。アクティベーション後にこれらのファイアウォール ルールを変更する必要があるかどうかについては、エンタープライズのガイドラインを参照してください。