このオプションは、最小限の情報を使用して大まかな見積もりを提供します。クイック サイジングは、初期のサイジングと迅速な見積もりに適していますが、最終的な見積もりには使用できません。計算値は正確ですが、データの入力方法によって重要な詳細が失われ、サイジングの推奨値について最大で 20% 以上の誤差が生じる可能性があります。
SDDC を作成するには、Sizer ツールで最小限の情報とその他の関連情報を入力する必要があります。このツールは、迅速な見積もりにのみ適した結果を提供します。
手順
- https://vmc.vmware.com/sizer を新しいブラウザで開きます。
- ドロップダウン メニューから必要な [ワークロード タイプ] を選択します。
ワークロード タイプ 説明 全般 汎用のワークロード タイプには、汎用の仮想マシンのセットを含めることができます。 データベース (Oracle) Oracle および Microsoft のデータベースに基づくワークロード タイプです。 データベース (Microsoft) VDI フル クローン フル クローンは、仮想マシン (VM) の独立したコピーです。マスター仮想マシンとは何も共有しませんが、作成に使用されたマスター仮想マシンからは完全に切り離されて動作します。 VDI インスタント クローン VDI インスタント クローンは、フル クローンよりも使用するストレージ容量が大幅に少ないリンク クローンに似ています。これは、VDI インスタント クローンが共有仮想ディスク上のソフトウェアにアクセスするためです。この共有メカニズムのため、リンク クローンはクローン作成に使用されるディスクに常にアクセスできる必要があります。リンク クローンを作成するには、マスター仮想マシンのスナップショットを作成し、クローン作成プロセスでクローン作成に使用するレプリカ仮想マシンを作成します。リンク クローンは、レプリカ仮想マシンと仮想ディスクを共有します。差分(リンク クローンに固有のソフトウェアの一部)は別のディスクまたは REDO ディスクに格納されます。この配置により、リンク クローンが占有する物理ディスク容量はマスター仮想マシンよりも少なくなりますが、共有仮想ディスクにインストールされているソフトウェアには引き続きアクセスできます。1 つのレプリカから数百のリンクされた異なるディスクを作成できるため、必要なストレージの総量を削減できます。 - [仮想マシンの合計数] を入力します。
VDI ワークロード タイプの場合は、各デスクトップ インスタンスにつき 1 台の仮想マシンを検討することができます。
- [vCPU/pCore] の数を入力します。
vCPU/pCore は、物理 CPU あたりの仮想 CPU のシェアを表します。ワークロード タイプとして [VDI - フル クローン] と [VDI - インスタント クローン] を選択した場合、[vCPU/pCore] オプションは表示されません。
- [入力の平均] で、必要な [vCPU/仮想マシン]、[vRAM/仮想マシン]、および [使用されているストレージ/仮想マシン] を選択します。
- vCPU/仮想マシン - 仮想マシン 1 台あたりの仮想 CPU のシェアを表します。
- vRAM/仮想マシン - 仮想マシン 1 台あたりに割り当てられている仮想 RAM の容量を表します。
- 使用されているストレージ/仮想マシン - 仮想マシン 1 台あたりに必要とされるストレージの合計の値を表します。ストレージの合計には、オペレーティング システムによって使用されるストレージと、仮想マシンで実行されるすべてのアプリケーションで必要とされるストレージが含まれます。
- クラスタを作成するには、[ストレッチ クラスタの有効化] チェック ボックスを選択します。
- [推奨の取得] をクリックします。
- [推奨] セクションでは、入力したリソースについて表示される計算値を確認できます。ドロップダウンから [ホスト タイプ (AWS)] を選択して、選択したホスト タイプの要件を反映させることもできます。ホスト タイプに対して表示される現在のオプションは、i3 インスタンス タイプと i3en インスタンス タイプです。ホスト タイプの詳細については、VMware Cloud on AWS のホスト タイプを参照してください。
- [追加情報] セクションには、リソースについて計算された値の詳細な内訳、SDDC とクラスタ、ヘッドルームと vSAN ポリシー、および考慮されたその他のサイジング前提条件に関連する情報が表示されます。このセクションに示されている各項目は、展開のリソースの見積もりを計算するときに指定した入力値に基づいています。
- レポートをダウンロードするには、[レポート (PDF) のダウンロード] をクリックします。
注: ダウンロードしたレポートの有効期間は 30 日です。
- 見積もり対象の VMware Cloud on AWS SDDC の総所有コスト (TCO) を要求するには、[TCO の取得] をクリックし、[E メール経由で TCO を要求] を選択します。
- [名前]、[会社名]、および [連絡先] の詳細を入力します。
- 必要なサイジングの詳細を入力し、[保存] をクリックします。保存すると、サイジング要件を含むリクエストが作成され、VMware の担当者が返信します。レポートを生成するために、必要な詳細を含む E メールが VMware Cloud Sizer から TCO チームに送信されます。
- [独自の TCO を構築] をクリックして、独自の TCO を構築することもできます。
注: Sizer ツールでは、エントリをプロジェクトとして保存することもできます。プロジェクト ワークフローの詳細については、 VMware Cloud Sizer での Sizer プロジェクトの作成と保存を参照してください。