VMware Fusion の vctl コマンドライン ユーティリティを使用してコンテナを管理できます。さらに、vctl が KIND のサポートを提供することにより、KIND が vctl コンテナを「ノード」として使用し、ローカルの Kubernetes クラスタを実行できるようになりました。

vctl は、VMware Fusion アプリケーション内にバンドルされたコマンドライン ユーティリティです。

関連するバイナリ/コンポーネントは Fusion アプリケーションにバンドルされており、Applications/VMware Fusion.app/Contents/Library/vkd/ フォルダで使用できます。

vctl コマンドライン ユーティリティの 3 つの主要なバイナリ/コンポーネントの概要については、次のセクションで説明します。

bin/containerd

これは、バックグラウンドで実行されるランタイム デーモンです。コンテナ関連の操作を実行する前に、containerd デーモンを最初に起動する必要があります。起動するには、vctl system start コマンドを使用し、停止するには vctl system stop コマンドを使用します。

bin/containerd-shim-crx-v2

新しいコンテナが起動すると、新しい [containerd-shim-crx-v2] プロセスが起動し、CRX 仮想マシン内のコンテナと containerd デーモンの間のアダプタとして動作します。

bin/vctl

これはフォアグラウンドで実行されるコマンドライン ユーティリティであり、ユーザー入力を containerd デーモンに中継します。

注: vctl CLI は、CRX 仮想マシンと呼ばれる軽量の仮想マシン内のすべてのコンテナを実行します。デフォルトでは、コンテナが起動すると CRX 仮想マシンが作成され、起動します。コンテナが停止すると、停止して削除されます。CRX 仮想マシンの名前は、コンテナと同じです。