LDIF ファイルに格納されているデータのバックアップ コピーをインポートして、接続サーバ インスタンスの構成データを復元できます。

vdmimport コマンドを使用して、LDIF ファイルのデータを接続サーバ インスタンス内の View LDAP リポジトリにインポートします。

Horizon Administrator またはデフォルトの vdmexport コマンドを使用して View LDAP 構成をバックアップした場合、エクスポートされた LDIF ファイルは暗号化されています。LDIF ファイルの暗号化を解除してからでないと、インポートできません。

エクスポートされた LDIF ファイルがプレーン テキスト形式の場合、ファイルの暗号化を解除する必要はありません。
注: クレンジング形式の LDIF ファイルをインポートしないでください。この形式では、パスワードなどの秘密データが削除されたプレーン テキストになっています。インポートすると、復元された View LDAP リポジトリから重要な構成情報が失われます。

View LDAP リポジトリのバックアップの詳細については、Horizon Connection Server と View Composer のデータのバックアップを参照してください。

前提条件

  • 接続サーバとともにインストールされている vdmimport コマンドの実行可能ファイルを次のデフォルト パス配下で探します。

    C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\tools\bin

  • 管理者ロールのユーザーとして接続サーバ インスタンスにログインします。
  • データ リカバリ パスワードを知っていることを確認します。パスワード リマインダが構成されていた場合、パスワード オプションを付けずに vdmimport コマンドを実行することでリマインダを表示できます。

手順

  1. View Composer が動作しているサーバで Windows サービスの VMware Horizon View Composer を停止して、View Composer のすべてのインスタンスを停止します。
  2. すべてのセキュリティ サーバで Windows サービスの VMware Horizon セキュリティ サーバを停止して、すべてのセキュリティ サーバ インスタンスを停止します。
  3. Horizon 接続サーバのすべてのインスタンスをアンインストールします。
    VMware Horizon 接続サーバと AD LDS Instance VMwareVDMDS の両方をアンインストールします。
  4. 1 つの接続サーバ インスタンスをインストールします。
  5. Windows サービスの VMware Horizon 接続サーバを停止して、接続サーバ インスタンスを停止します。
  6. [スタート] > [コマンド プロンプト] の順にクリックします。
  7. LDIF ファイルの暗号化を解除します。
    コマンド プロンプトで、 vdmimport コマンドを入力します。 -d オプション、 -p オプションとデータ リカバリ パスワード、 -f オプションと既存の暗号化された LDIF ファイルを指定し、次に暗号化を解除された LDIF ファイルの名前を指定します。例:
    vdmimport -d -p mypassword 
    -f MyEncryptedexport.LDF > MyDecryptedexport.LDF
    データ リカバリ パスワードを覚えていない場合は、 -p オプションを使用せずにコマンドを入力します。ユーティリティでパスワード リマインダが表示され、パスワードを入力するように要求されます。
  8. 暗号化が解除された LDIF ファイルをインポートし、View LDAP 構成を復元します。
    -f オプションと暗号化を解除された LDIF ファイルを指定します。例:
    vdmimport -f MyDecryptedexport.LDF
  9. 接続サーバをアンインストールします。
    VMware Horizon 接続サーバ パッケージのみをアンインストールします。
  10. 接続サーバを再インストールします。
  11. Horizon Administrator にログインして、構成が正しいかどうかを検証します。
  12. View Composer インスタンスを開始します。
  13. レプリカ サーバ インスタンスを再インストールします。
  14. セキュリティ サーバ インスタンスを開始します。

結果

セキュリティ サーバの構成に不整合があるというリスクが存在する場合は、セキュリティ サーバを停止するのではなくアンインストールしてからプロセスの最後に再インストールする必要があります。

vdmimport コマンドは、接続サーバ内の View LDAP リポジトリを LDIF ファイルの構成データで更新します。vdmimport コマンドの詳細については、『Horizon 7 のインストール』を参照してください。

注: 復元される構成が、 vCenter Server および View Composer(使用されている場合)に認識される仮想マシンと一致することを確認します。必要に応じて、View Composer の構成をバックアップから復元します。 View Composer データベースの復元を参照してください。View Composer 構成のバックアップによって vCenter Server 内の仮想マシンが変更された場合は、View Composer 構成を復元した後に不整合を手動で解決する必要があります。