View Agent と Horizon Agent のインストーラは、デフォルト ネットワーク ポートを開く Windows ファイアウォール ルールをリモート デスクトップと RDS ホストにオプションで設定します。これらのポートは、特に記述のない限り受信ポートです。

View Agent と Horizon Agent のインストーラによって、ホスト OS の現在の RDP ポート(通常は 3389)に合わせて受信 RDP 接続のローカル ファイアウォール ルールが構成されます。

View Agent または Horizon Agent のインストーラに、リモート デスクトップのサポートを有効にしないように指示した場合、ポート 3389 および 32111 が開かれないため、それらのポートを手動で開く必要があります。

インストール後にこの RDP ポート番号を変更する場合は、関連するファイアウォール ルールも変更する必要があります。インストール後にデフォルトのポートを変更した場合、手動で Windows ファイアウォール ルールを再構成して更新されたポートへのアクセスを許可する必要があります。『Horizon 7 のインストール』の「View サービスのデフォルト ポートの置換」を参照してください。

RDS ホストの View Agent または Horizon Agent に関する Windows ファイアウォール ルールでは、256 個の連続した UDP ポート ブロックが受信トラフィック用に開いていることが示されます。このポートのブロックは、View Agent または Horizon Agent の VMware Blast 内部で使用されます。RDS ホストにある Microsoft が署名した特別なドライバによって、外部ソースからこれらのポートへの受信トラフィックがブロックされます。このドライバにより、Windows ファイアウォールはこれらを閉じているポートとして扱います。

仮想マシン テンプレートをデスクトップ ソースとして使用する場合は、そのテンプレートがデスクトップ ドメインのメンバーである場合にのみ、デプロイされたデスクトップにファイアウォールの例外が継承されます。Microsoft のグループ ポリシー設定を使用して、ローカルでのファイアウォールの例外を管理できます。詳細については、Microsoft のサポート技術情報 (KB) の記事 875357 を参照してください。

表 1. View Agent または Horizon Agent のインストール時に開かれる TCP および UDP ポート
プロトコル ポート
RDP TCP ポート 3389
USB のリダイレクトとタイム ゾーンの同期 TCP ポート 32111
MMR(マルチメディア リダイレクト)と CDR(クライアント ドライブ リダイレクト) TCP ポート 9427
PCoIP

RDS ホストの場合、PCoIP は TCP ポート 4172 と UDP ポート 4172(双方向)を使用します。

デスクトップの場合、PCoIP は、構成可能な範囲から選択したポート番号を使用します。TCP ポート 4172 から 4173、UDP ポート 4172 から 4182 がデフォルトの範囲となります。これらのファイアウォール ルールにポート番号を指定せず、各 PCoIP Server によって開かれたポートを動的に使用します。選択したポート番号が Connection Server 経由でクライアントに通知されます。

VMware Blast

TCP ポート 22443

UDP ポート 22443(双方向)

注: Linux デスクトップでは UDP は使用されません。
HTML Access TCP ポート 22443
XDMCP

UDP 177

注: このポートは、Ubuntu 18.04 を実行している Linux デスクトップでの XDMCP アクセスにのみ使用されます。ファイアウォール ルールにより、このポートに対する外部ホストからのアクセスはすべてブロックされます。
X11

TCP 6100

注: このポートは、Ubuntu 18.04 を実行している Linux デスクトップでの XServer アクセスにのみ使用されます。ファイアウォール ルールにより、このポートに対する外部ホストからのアクセスはすべてブロックされます。