migprofile.exe コマンドの構文によって、プロファイルの移行が制御されます。
Horizon Persona Management セットアップ オプションを使用して仮想マシンに Horizon Agent をインストールしている場合、migprofile.exe ユーティリティは install_directory\VMware\VMware View\Agent\bin ディレクトリにインストールされています。
システムにスタンドアローンの Horizon Persona Management ソフトウェアをインストールしている場合、migprofile.exe ユーティリティは install_directory\VMware\VMware View\Persona Management ディレクトリにインストールされています。
Windows コマンド プロンプトで、次の構文を使用して migprofile.exe コマンドを実行します。
migprofile.exe [/s:source_path] [/t:target_path] [/v2] [/r-:] [/takeownership] [config_file]
オプション | 説明 |
---|---|
/s:source_path | 移行元の V2 または V1 プロファイルのパス名。 V2 の子フォルダをすべて V5 に移行する場合には、ワイルドカード「*.v2」を使用します。 V1 の子フォルダをすべて V2 に移行する場合には、ワイルドカード「*」を使用します。 このオプションは必須です。移行元のパスをコマンド ラインまたは移行の構成ファイルのいずれかに指定する必要があります。移行元のパスを両方の場所に指定した場合、コマンド ラインの値が使用されます。 |
/t:target_path | 移行先の V5 または V2 プロファイルのパス名。 移行ユーティリティは、このパスの下にフォルダを作成します。このフォルダには、移行元のプロファイル フォルダ名に .V5 または .V2 を追加した名前が使用されます。 移行元のパスがコンピュータのローカル プロファイルの場合、このオプションは必須です。 移行元のパスが CIFS ネットワーク共有上にある場合、このオプションは省略可能です。この場合、移行先のパスを指定しないと、同じ CIFS ネットワーク共有の移行元のプロファイル フォルダの兄弟として移行先のプロファイル フォルダが作成されます。 |
/v2 | V2 プロファイルを V5 プロファイルに移行します。 V2 から V5 に移行する場合、このオプションは必須です。/v2 オプションを使用しないと、ユーティリティは V1 から V2 へのプロファイル移行を実行します。 |
/r-: | レジストリの移行を無効にします。 このオプションは省略可能です。 |
/takeownership | 移行中に、ユーザー プロファイルの所有権を migprofile.exe ユーティリティに渡します。 移行ユーティリティを実行する管理者アカウントに、移行するユーザー プロファイルの所有権がない場合には、このオプションを使用します。通常、ユーザー プロファイルの所有権を持っているのは、ユーザーと SYSTEM アカウントだけです。 このオプションは省略可能です。このオプションを使用すると、移行の完了後、ユーザー プロファイルの元の所有権が復元されます。 |
config_file | 移行の構成ファイルの名前。 このオプションは省略可能です。両方の場所に値を指定した場合、構成ファイルよりもコマンド ライン オプションが優先されます。 |
migprofile.exe コマンド ラインの例
次の例では、\\file01\profiles フォルダ内にあるすべての V1 ユーザー プロファイルを同じ場所に移行します。各ユーザーのルート フォルダ名に .V2 が付加された名前で、V2 ユーザー プロファイルが作成されます。移行中に、ユーティリティがユーザー プロファイルの所有権を取得します。
migprofile.exe /s:\\file01\profiles\* /takeownership
次の例では、\\file02\share\profiles フォルダ内にあるすべての V2 ユーザー プロファイルを同じ場所に移行します。各ユーザーのルート フォルダ名に .V5 が付加された名前で、V5 ユーザー プロファイルが作成されます。移行中に、ユーティリティがユーザー プロファイルの所有権を取得します。
migprofile.exe /s:\\file02\share\profiles\*.v2 /v2 /takeownership
次の例では、migconfig.xml ファイルで指定されている移行設定を使用します。
migprofile.exe migconfig.xml
次の例では、コンピュータ devvm winxp のユーザー ts115 の V1 プロファイルをリモート パス \\file01\profiles に移行します。移行中に、ユーティリティがユーザー プロファイルの所有権を取得します。
migprofile.exe /s:\\devvm-winxp\c$\documents and settings\ts115 /t:\\file01\profiles\ /takeownership
次の例では、コンピュータ devvm-win7 のユーザー ts115 の V2 プロファイルをリモート パス \\file02\share\profiles に移行します。移行中に、ユーティリティがユーザー プロファイルの所有権を取得します。
migprofile.exe /s:\\devvm-win7\c$\Users\ts115.v2 /t:\\file02\share\profiles\ /v2 /takeownership