Horizon 7 では、そのコンポーネント間のネットワーク アクセスに TCP および UDP ポートが使用されます。

インストール中に、Horizon 7 ではオプションで Windows ファイアウォール ルールを構成し、デフォルトで使用されるポートを開くことができます。インストール後にデフォルトのポートを変更した場合、手動で Windows ファイアウォール ルールを再構成して更新されたポートへのアクセスを許可する必要があります。『Horizon 7 のインストール』の「Horizon 7 サービスのデフォルト ポートの置換」を参照してください。

TrueSSO ソリューションに関連する証明書ログインで Horizon 7 が使用するポートのリストについては、Horizon 7 TrueSSO ポートを参照してください。

表 1. Horizon 7で使用される TCP および UDP ポート
送信元 ポート 送信先 ポート プロトコル 説明
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス 55000 Horizon Agent 4172 UDP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP(SALSA20 ではありません)。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス 4172 Horizon Client * UDP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP(SALSA20 ではありません)。
注: 受信元のポートが異なるため、この表の下にある注意を参照してください。
セキュリティ サーバ 500 Connection Server 500 UDP IPsec ネゴシエーション トラフィック。
セキュリティ サーバ * Connection Server 4001 TCP JMS トラフィック。
セキュリティ サーバ * Connection Server 4002 TCP JMS SSL トラフィック。
セキュリティ サーバ * Connection Server 8009 TCP IPsec を使用していない場合、AJP13 で転送される Web トラフィック。
セキュリティ サーバ * Connection Server * ESP NAT なしで IPsec を使用している場合、AJP13 で転送される Web トラフィック。
セキュリティ サーバ 4500 Connection Server 4500 UDP NAT デバイスを通じて IPsec を使用している場合、AJP13 で転送される Web トラフィック。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 3389 TCP トンネル接続が使用される場合の Horizon 7 デスクトップへの Microsoft RDP トラフィック。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 9427 TCP トンネル接続が使用されている場合、Windows Media MMR リダイレクトとクライアント ドライブ リダイレクト。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 32111 TCP トンネル接続が使用される場合の USB のリダイレクトとタイム ゾーンの同期。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 4172 TCP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 22443 TCP Blast Secure Gateway が使用されている場合の VMware Blast Extreme。
セキュリティ サーバ、Connection Server、または Unified Access Gateway アプライアンス * Horizon Agent 22443 TCP Blast Secure Gateway が使用される場合の HTML Access。
Horizon Agent 4172 Horizon Client * UDP PCoIP Secure Gateway が使用されていない場合の PCoIP。
注: 受信元のポートが異なるため、この表の下にある注意を参照してください。
Horizon Agent 4172 Connection Server、セキュリティ サーバ、または Unified Access Gateway アプライアンス 55000 UDP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP(SALSA20 ではありません)。
Horizon Agent 4172 Unified Access Gateway アプライアンス * UDP PCoIP。Horizon 7 デスクトップおよびアプリケーションは、UDP ポート 4172 から Unified Access Gatewayアプライアンスに PCoIP データを送り返します。

送信先の UDP ポートは、受信した UDP パケットのソース ポートとなり、これは返信データであるため、通常は、これに明示的なファイアウォール ルールを追加する必要はありません。

Horizon Agent(管理対象外) * Connection Server インスタンス 389 TCP 管理対象外エージェントのインストールで AD LDS にアクセスします。
注: このポートを他の目的で使用する場合は、この表の下にある注を参照してください。
Horizon Client * Connection Server、セキュリティ サーバ、または Unified Access Gateway アプライアンス 80 TCP デフォルトで TLS (HTTPS アクセス) は、クライアント接続で有効になってますが、ポート 80 (HTTP アクセス) は特定のケースで使用できます。Horizon 7での HTTP リダイレクトを参照してください。
Horizon Client * Connection Server、セキュリティ サーバ、または Unified Access Gateway アプライアンス 443 TCP Horizon 7 にログインするための HTTPS。(このポートはトンネル接続が使用される場合のトンネリングにも使用されます。)
Horizon Client * Connection Server、セキュリティ サーバ、または Unified Access Gateway アプライアンス 4172 TCP と UDP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP。
Horizon Client * Horizon Agent 3389 TCP トンネル接続の代わりに直接接続が使用される場合の Horizon 7 デスクトップへの Microsoft RDP トラフィック。
Horizon Client * Horizon Agent 9427 TCP トンネル接続の代わりに直接接続が使用されている場合、Windows Media MMR リダイレクトとクライアント ドライブ リダイレクト。
Horizon Client * Horizon Agent 32111 TCP トンネル接続の代わりに直接接続が使用される場合の USB のリダイレクトとタイム ゾーンの同期。
Horizon Client * Horizon Agent 4172 TCP と UDP PCoIP Secure Gateway が使用されていない場合の PCoIP。
注: 送信先のポートが異なるため、この表の下にある注意を参照してください。
Horizon Client * Horizon Agent 22443 TCP と UDP VMware Blast
Horizon Client * Connection Server、セキュリティ サーバ、または Unified Access Gateway アプライアンス 4172 TCP と UDP PCoIP Secure Gateway が使用されている場合の PCoIP(SALSA20 ではありません)。
注: 送信先のポートが異なるため、この表の下にある注意を参照してください。
Web ブラウザ * セキュリティ サーバまたは Unified Access Gatewayアプライアンス 8443 TCP HTML Access。
Connection Server * Connection Server 48080 TCP Connection Server コンポーネント間の内部通信の場合。
Connection Server * vCenter Server または View Composer 80 TCP vCenter Server または View Composer へのアクセスで TLS が無効になっている場合の SOAP メッセージ。
Connection Server * vCenter Server 443 TCP vCenter Server へのアクセスで TLS が有効になっている場合の SOAP メッセージ。
Connection Server * View Composer 18443 TCP View Composer へのアクセスで TLS が有効になっている場合の SOAP メッセージ。
Connection Server * Connection Server 4100 TCP JMS ルータ間トラフィック。
Connection Server * Connection Server 4101 TCP JMS TLS ルーター間トラフィック。
Connection Server * Connection Server 8472 TCP クラウド ポッド アーキテクチャでのポッド間通信の場合。
Connection Server * Connection Server 22389 TCP クラウド ポッド アーキテクチャでのグローバル LDAP レプリケーションの場合。
Connection Server * Connection Server 22636 TCP クラウド ポッド アーキテクチャでの安全なグローバル LDAP レプリケーションの場合。
Connection Server * Connection Server 32111 TCP キー共有トラフィック。
Connection Server * 認証局 * HTTP、HTTPS CRL または OCSP のクエリ
Unified Access Gateway アプライアンス * Connection Server またはロード バランサ 443 TCP HTTPS アクセス。Unified Access Gatewayアプライアンスは、TCP ポート 443 で接続し、複数の Connection Server インスタンスの前にある 1 つの Connection Server インスタンスまたはロード バランサと通信します。
View Composer サービス * ESXiホスト 902 TCP View Composer 内部ディスク、および指定される場合には通常ディスクとシステム廃棄可能ディスクを含むリンク クローン ディスクが、View Composer によりカスタマイズされるときに使用されます。
注: PCoIP 用にクライアントが使用する UDP ポート番号は変更できます。ポート 50002 が使用されている場合、クライアントは 50003 を選択します。ポート 50003 が使用されている場合、クライアントは 50004 を選択し、このような処理が続きます。表にアスタリスク (*) が示されている項目については、 ANY を使用してファイアウォールを構成する必要があります。
注: Microsoft Windows Server では、 Horizon 7 環境のすべての Connection Server 間で、動的なポート範囲を指定して、ポートを開く必要があります。Microsoft Windows では、これらのポートはリモート プロシージャ コール (RPC) および Active Directory レプリケーションの通常の動作で必要になります。動的ポート範囲の詳細については、『Microsoft Windows Server』のドキュメントを参照してください。
注: Connection Server インスタンスでは、ポート 389 は不定期でアドホックな接続でアクセスされます。表のように、このポートは管理対象外エージェントのインストールでアクセスされます。また、LDAP エディタを使用してデータベースを直接編集するときや、repadmin などのツールでコマンドを発行する場合にアクセスされます。AD LDS がインストールされている場合、これらの目的でファイアウォール ルールが作成されますが、ポートへのアクセスが必要ない場合は無効にできます。
注: デフォルトでは、短期ポート範囲 49152-65535 から始まる一部のポートが VMware Blast Extreme Adaptive Transport 用に予約されています。ナレッジベースの記事 KB52558を参照してください。