View Composer QuickPrep カスタマイズ スクリプトがさまざまな理由で失敗することがあります。
問題
QuickPrep 同期後スクリプトまたはパワーオフ スクリプトが実行されません。リンク クローンによって、スクリプトが正常に完了したり、失敗したりすることがあります。
原因
QuickPrep スクリプトの失敗の一般的な原因には次のものがあります。
- スクリプトがタイムアウトした
- スクリプトのパスがインタープリタを必要とするスクリプトを参照している
- スクリプトを実行するアカウントに、スクリプト タスクを実行するための十分な権限がない
解決方法
- カスタマイズ スクリプト ログを調べます。
QuickPrep カスタマイズ情報が次のディレクトリのログ ファイルに書き込まれます。
C:\ProgramData\VMware\VDM\Logs\Debug*.log
- スクリプトがタイムアウトしているかどうかを判断します。
View Composer は 20 秒以上かかっているカスタマイズ スクリプトを終了させます。ログ ファイルに、スクリプトが開始されたことを示すメッセージとその後のタイムアウトを示すメッセージが表示されます。
2010-02-21 21:05:47,687 [1500] INFO Ready - [Ready.cpp, 102] Running the PostSync script: cmd /c C:\temp\build\composer.bat 2010-02-21 21:06:07,348 [1500] FATAL Guest - [Guest.cpp, 428] script cmd /c C:\temp\build\composer.bat timed out
タイムアウトの問題を解決するには、スクリプトのタイムアウトの制限を引き上げて、再実行します。
- スクリプト パスが有効かどうかを判断します。
スクリプトの実行にインタープリタが必要なスクリプト言語を使用する場合は、スクリプト パスをインタープリタのバイナリで始める必要があります。
たとえば、QuickPrep カスタマイズ スクリプトとして C:¥¥.vbs を指定した場合、View Composer Agent はスクリプトを実行できません。次のように、インタープリタのバイナリ パスで始まるパスを指定する必要があります。
C:\windows\system32\cscript.exe c:\script\myvb.vbs
- スクリプトを実行するアカウントに、スクリプト タスクを実行するための適切な権限があるかどうかを判断します。
QuickPrep は、VMware View Composer Guest Agent Server サービスの実行が構成されたアカウントでスクリプトを実行します。デフォルトでは、このアカウントはローカル システムです。
このログオン アカウントは変更しないでください。変更すると、リンク クローンが起動しなくなります。