vStorage APIs for Array Integration (VAAI) をサポートする NAS デバイスが展開に含まれている場合、リンク クローン デスクトップ プールで View Composer アレイ統合 (VCAI) 機能を有効にすることができます。この機能では、ネイティブ NFS スナップショット テクノロジーを使用して、仮想マシンのクローンを作成します。
このテクノロジーを使用すると、ESXi ホストでデータの読み取りや書き取りをすることなく、NFS ディスク アレイで仮想マシンのクローンが作成されます。この操作で仮想マシンのクローンが作成されると、時間が短縮され、ネットワーク負荷が軽減されることがあります。
ネイティブ NFS スナップショット テクノロジーを使用する場合は、次のガイドラインに従ってください。
- この機能を使用できるのは、VAAI を介したネイティブ クローン作成操作をサポートする NAS デバイスに存在するデータストアでデスクトップ プールまたは自動ファームを構成する場合だけです。
- Composer 機能を使用して、ネイティブ NFS スナップショット テクノロジーで作成されたリンク クローンを管理できます。たとえば、通常ディスクの更新、再構成、再分散、作成が可能です。また、作成されたクローンで QuickPrep カスタマイズ スクリプトを実行できます。
- レプリカと OS ディスクを別々のデータストアに格納している場合、この機能は使用できません。
- この機能は vSphere 5.0 以降でサポートされています。
- プールを編集し、ネイティブ NFS クローン作成機能の選択または選択解除を行っても、既存の仮想マシンは影響を受けません。
既存の仮想マシンをネイティブ NFS クローンから従来の REDO ログ クローンに変更するには、ネイティブ NFS クローン作成機能の選択を解除し、新しい基本イメージに対してプールを再構成する必要があります。プール内のすべての仮想マシンについてクローン作成方法を変更し、別のデータストアを使用するには、新しいデータストアを選択し、ネイティブ NFS クローン作成機能の選択を解除して、新しいデータストアにプールを再分散し、新しい基本イメージに対してプールを再構成する必要があります。
同様に、仮想マシンを従来の REDO ログ クローンからネイティブ NFS クローンに変更するには、VAAI をサポートする NAS データストアを選択し、ネイティブ NFS クローン作成機能を選択して、NAS データストアにプールを再分散し、プールを再構成します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/2088995を参照してください。
- ESXi クラスタで選択された NFS データストアでネイティブ クローン作成機能を構成するには、クラスタ内のすべての ESXi ホストの VAAI でネイティブ クローン作成操作をサポートするベンダー固有の NAS プラグインをインストールしなければならない場合があります。構成要件のガイダンスについては、ストレージ ベンダーのドキュメントを参照してください。
- ネイティブ NFS スナップショット テクノロジー (VAAI) は、領域効率の高いディスクが使用されている仮想マシンではサポートされていません。
- vSAN データストアまたは Virtual Volumes データストアを使用する場合、この機能は使用できません。
- Horizon 7 での VCAI サポートの FAQ については、VMware ナレッジベース (KB) の記事 2061611 を参照してください。