既存のデスクトップ プールを編集するか、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合、Horizon 7 は、プールを初めて作成する場合とは異なるサイズ設定の式で計算します。

既存のプールを編集し、そのプールのデータストアを選択した場合、Composer は選択されたデータストア上に新しいクローンを作成します。これらの新しいクローンは既存のスナップショットに関連付けられ、既存のレプリカ ディスクを使用します。新しいレプリカは作成されません。

Horizon 7 は、デスクトップ プールに追加された新しいクローンのサイズ要件を見積もります。Horizon 7 は、既存のクローンを計算に含めません。

レプリカを別のデータストアに格納した場合は、他の選択したデータストアは OS ディスク専用に使用されます。

クローン ディスクのためのストレージのサイズ設定の式(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合) は、プールを編集したりレプリカを別のデータストアに格納する際に、クローン ディスクの見積もりサイズを計算する式を示しています。

表 1. クローン ディスクのためのストレージのサイズ設定の式(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合)
データの種類 選択された空き容量(GB) 推奨される最小領域(GB) 50% Utilization (GB)(50% の使用率(GB)) 推奨される最大領域(GB)
OS ディスク 選択されたデータストア上の空き領域 新しい仮想マシンの数 * (2 * 仮想マシンのメモリ) 新しい仮想マシンの数 * (レプリカ ディスクの 50% + 仮想マシンのメモリ) 新しい仮想マシンの数 * (レプリカ ディスクの 100% + 仮想マシンのメモリ)
通常ディスク 選択されたデータストア上の空き領域 新しい仮想マシンの数 * 通常ディスクの 20% 新しい仮想マシンの数 * 通常ディスクの 50% 新しい仮想マシンの数 * 通常ディスクの 100%

ストレージのサイズ設定の見積もりの例(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合)

この例では、親仮想マシンに 1GB のメモリが構成されています。親仮想マシンのディスク サイズは 10GB です。1 つのプールは 10 台のマシンで作成されています。通常ディスクのサイズは 2048MB として構成されています。

OS ディスクは、現在 184.23GB の使用可能な領域があるデータストア上に構成されています。通常ディスクは、28.56GB の使用可能な領域がある別のデータストア上に構成されています。

クローン ディスクのサイズ設定の見積もりの例(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合) は、サイズ設定の式で、サンプルのプールの見積もりのストレージ要件を計算する方法を示しています。

表 2. クローン ディスクのサイズ設定の見積もりの例(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合)
データの種類 選択された空き容量(GB) 推奨される最小領域(GB) 50% Utilization (GB)(50% の使用率(GB)) 推奨される最大領域(GB)
OS ディスク 184.23 10 * (2*1GB) =

20.00

10 * (10GB の 50% + 1GB) =

60.00

10 * (10GB の 100% + 1GB) =

110.00

通常ディスク 28.56 10 * (2GB の 20%) =

4.00

10 * (2GB の 50%) =

10.00

10 * (2GB の 100%) =

20.00