Composer は、リンク クローン仮想マシンのコンポーネントを格納するための複数のデータ ディスクを作成します。

OS ディスク

Composer は、リンク クローンごとに OS ディスクを作成します。このディスクには、基本イメージへのリンクを維持し、一意の仮想マシンとして機能するためにクローンが必要とするシステム データが格納されます。

QuickPrep 構成データ ディスク

Composer は、OS ディスクとともに 2 つ目のディスクを作成します。2 つ目のディスクには、更新および再構成操作時に保持する必要がある QuickPrep 構成データおよびその他の OS 関連データが格納されます。このディスクは小容量で、通常、約 20MB です。仮想マシンをカスタマイズするため、このディスクは QuickPrep または Sysprep のどちらを使用した場合でも作成されます。

ユーザー プロファイルを格納するために個別の Composer 通常ディスクを構成する場合、各リンク クローンには、OS ディスク、2 つ目の仮想マシン ディスク、および Composer 通常ディスクの 3 つのディスクが関連付けられます。

2 つ目の仮想マシン ディスクは、OS ディスクと同じデータストアに格納されます。このディスクを構成することはできません。

Composer 通常ディスク

専用割り当てプールでは、Windows ユーザー プロファイル データを格納するために別個の Composer 通常ディスクを構成できます。このディスクはオプションです。

別個の通常ディスクを使用すると、ユーザー データおよび設定を保持できます。Composer の更新、再構成、および再調整操作は、通常ディスクに影響を与えません。通常ディスクをリンク クローンから切断し、別のリンク クローンに接続することができます。

別個の通常ディスクを構成しない場合、Windows プロファイルは OS ディスクに格納されます。ユーザー データおよび設定は、更新、再構成、および再分散操作時に削除されます。

通常ディスクは OS ディスクと同じデータストアまたは別のデータストアに格納できます。

破棄可能データ ディスク

リンク クローン プールを作成するときに、ユーザー セッション中に生成されるゲスト OS のページング ファイルと一時ファイルを格納するために別の読み取り専用ディスクを構成することができます。ディスク サイズはメガバイト単位で指定する必要があります。

このディスクはオプションです。

リンク クローンがパワーオフされると、Horizon 7 は破棄可能データ ディスクを、Composer がリンク クローン プールで作成した元のディスクのコピーに置き換えます。ユーザーがデスクトップを操作するたびに、リンク クローンのサイズが増える可能性があります。破棄可能データ ディスクを使用すると、リンク クローンの拡大を抑えることでストレージ領域を節約できます。

破棄可能データ ディスクは、OS ディスクと同じデータストアに格納します。