Linux 版手動デスクトップ一括デプロイには、いくつかの手順があります。多数のデスクトップをデプロイする予定がある場合、PowerCLI スクリプトを使用していくつかの手順を自動化できます。
一部の操作では、Linux マシン上で PowerCLI または SSH によってコマンドを実行することを選択できます。次の表では、2 つの手法の違いについて説明します。
PowerCLI | SSH |
---|---|
追加のツールのインストールは不要。 |
|
ファイルのアップロードとコマンド実行は遅い。 | ファイルのアップロードとコマンド実行は速い。 |
ESXi ホストの管理者認証情報を入力する必要がある。 | ESXi ホストの管理者認証情報を入力する必要はない。 |
管理者パスワード(スクリプトを実行して Horizon Agent をインストールする場合)や Active Directory ユーザーのパスワード(スクリプトを実行してドメインに参加する場合)内の特殊文字を処理できない。 | 管理者パスワード(スクリプトを実行して Horizon Agent をインストールする場合)や Active Directory ユーザーのパスワード(スクリプトを実行してドメインに参加する場合)内の特殊文字を処理できる。 |
vSphere PowerCLI の詳細については、https://www.vmware.com/support/developer/PowerCLIを参照してください。
Linux デスクトップ プールの一括デプロイプロセスでは、次の手順を実行します。
- 仮想マシン テンプレートを作成し、仮想マシンで Horizon Agent をインストールします。
- ゲスト カスタマイズの仕様を作成します。
vSphere 仮想マシン管理ドキュメントの「vSphere Web Client での Linux 向けカスタマイズ仕様の作成」を参照してください。仕様を作成する場合、次の設定を必ず正しく指定してください。
設定 値 ターゲット仮想マシンの OS Linux コンピュータ名 仮想マシン名を使用します。 ドメイン Horizon 7 環境のドメインを指定します。 ネットワーク設定 標準ネットワーク設定を使用します。 プライマリ DNS 有効なアドレスを指定します。 注: ゲスト OS のカスタマイズのサポート一覧の詳細については、 http://partnerweb.vmware.com/programs/guestOS/guest-os-customization-matrix.pdf を参照してください。 - 仮想マシンのクローンを作成します。
Linux 仮想マシンのクローンを作成するサンプル スクリプトを参照してください。
- winbind ソリューションを使用している場合は、クローン作成された仮想マシンを Active Directory (AD) ドメインに参加させます。下の例スクリプトでドメイン参加コマンドを実行したり、テンプレート仮想マシンで構成された /etc/vmware/viewagent-custom.conf 内でオプション RunOnceScript を使用できます。
クローン作成した仮想マシンを Active Directory ドメインに参加させるサンプル スクリプトまたはSSH を使用してクローン作成した仮想マシンを Active Directory ドメインに参加させるサンプル スクリプトを参照してください。
- 仮想マシンの構成オプションを更新します。
Linux 仮想マシンに構成ファイルをアップロードするサンプル スクリプトまたはSSH を使用して Linux 仮想マシンに構成ファイルをアップロードするサンプル スクリプトを参照してください。
- デスクトップ プールを作成します。
Linux 版手動デスクトップ プールの作成を参照してください。
仮想マシンのパワーオン、シャットダウン、再起動、または削除などの操作を実行するサンプル スクリプトについては、Linux 仮想マシンで操作を実行するサンプル スクリプトを参照してください。このスクリプトを使用して、vCenter Server から仮想マシンを削除できます。