Windows 7、Windows 8/8.1、および Windows 10 の特定のサービスおよびタスクは、マシンがアイドル状態の場合でも、徐々にインスタント クローンまたはリンク クローンの OS ディスクの拡大を招く可能性があります。これらのサービスおよびタスクを無効にすると、OS ディスクの拡大を抑制できます。

また、OS ディスクの拡大に影響を与えるサービスによって、I/O 操作も生成されます。完全クローンで、これらのサービスを無効にした場合の利点を評価することもできます。

Windows のサービスおよびタスクが OS ディスクの拡大と IOPS に与える影響に示す Windows のサービスを無効にする前に、ゲスト OS のパフォーマンスの最適化の最適化の手順を実行したことを確認してください。

表 1. Windows のサービスおよびタスクが OS ディスクの拡大と IOPS に与える影響
サービスまたはタスク 説明 デフォルトの頻度または起動 OS ディスクへの影響 IOPS への影響 このサービスまたはタスクの無効化
Windows のハイバネーション コンピュータがパワーオフされる前に、開かれているドキュメントやプログラムをファイルに格納することによって省電力状態を提供します。このファイルは、コンピュータが再起動されたときにメモリに再びロードされ、ハイバネーションが起動された時点の状態を復元します。 デフォルトの電源プラン設定では、ハイバネーションは無効になっています。 高。

デフォルトでは、ハイバネーション ファイル hiberfil.sys のサイズは、仮想マシンに搭載されている RAM と同じです。この機能は、すべてのゲスト OS に影響を与えます。

高。

ハイバネーションが起動されると、システムは、搭載されている RAM のサイズで hiberfil.sys ファイルを書き込みます。

はい

仮想環境では、ハイバネーションに利点はありません。

手順については、ゴールド イメージ仮想マシンでの Windows のハイバネーションの無効化を参照してください。

Windows でスケジュール設定されたディスクの最適化 ディスクの最適化は、バックグラウンド処理としてスケジュール設定されます。 1 週間に 1 回 高。

ディスクの最適化操作が繰り返されると、OS ディスクのサイズが数 GB 増える場合があり、ディスク アクセスの効率化にはほとんど役立ちません。

はい
Windows Update サービス Windows やその他のプログラムの更新を検出、ダウンロード、およびインストールします。 自動スタートアップ 中~高。

更新チェックが頻繁に実行されるため、OS ディスクへの書き込みが頻繁に発生します。影響は、ダウンロードされる更新によって異なります。

中~高 インスタント クローンの場合、および更新や再構成を定期的に行うリンク クローンの場合は行う。
Windows 診断ポリシー サービス Windows コンポーネントの問題を検出、トラブルシューティング、および解決します。このサービスを停止すると、診断が機能しなくなります。 自動スタートアップ 中~高。

このサービスは、必要に応じて起動されます。書き込みの頻度は、要求によって異なります。

低~中 デスクトップ上で診断ツールが機能する必要がない場合は行う。
プリフェッチ/スーパーフェッチ 実行するアプリケーションがより迅速に起動されるように、アプリケーションに関する特定の情報を格納します。 無効にしない限り、常に有効。

レイアウトおよびデータベース情報や、必要に応じて生成される個別のプリフェッチ ファイルに対する定期的な更新が発生します。

この機能を無効にした後のアプリケーションの起動時間が許容できる場合は行う。
Windows レジストリのバックアップ(RegIdleBackup システムがアイドル状態のときに、Windows レジストリを自動的にバックアップします。 10 日ごと、午前 12:00 中。

このタスクが実行されるごとに、レジストリのバックアップ ファイルが生成されます。

中。 はい。インスタント クローンとリンク クローンのどちらを使用しても、スナップショットに戻して、レジストリの復元という目標を達成できます。
システムの復元 Windows システムを以前の正常な状態に戻します。 Windows の起動時と、それ以降 1 日に 1 回。 低~中。

システムが必要と判断した場合に、システムの復元ポイントをキャプチャします。

大きな影響はありません。 はい。インスタント クローンとリンク クローンのどちらを使用しても、良好な状態に戻すことができます。
Windows Defender スパイウェア対策機能を提供します。 Windows の起動時。1 日に 1 回、クイック スキャンを実行します。各スキャンの前に、更新をチェックします。 中~高。

定義の更新、スケジュール設定されたスキャン、および必要に応じて起動されるスキャンを実行します。

中~高。 他のスパイウェア対策ソフトウェアがインストールされている場合は行う。
Microsoft Feeds Synchronization タスク(msfeedssync.exe Windows Internet Explorer Web ブラウザ内の RSS フィードを定期的に更新します。このタスクは、RSS フィードの自動同期が有効になっている RSS フィードを更新します。このプロセスが Windows タスク マネージャに表示されるのは、Internet Explorer が実行されている場合だけです。 1 日に 1 回。 中。

通常ディスクが構成されていない場合は、OS ディスクの拡大に影響を与えます。通常ディスクが構成されている場合は、影響が通常ディスクに移ります。

ユーザーがデスクトップ上での RSS フィードの自動更新を必要としない場合は行う。