Horizon 7 は、さまざまなユースケースに必要なストレージを節約したり、処理能力の量を削減したりするのに役立つ多くの機能を提供します。これらの機能の多くは、プールの設定として使用できます。

考慮すべき最も基本的な問題は、特定のタイプのユーザーにとって、ステートフル デスクトップとステートレス デスクトップのどちらが必要かという点です。ステートフル デスクトップが必要なユーザーは、保存、保守、およびバックアップする必要のあるデータをオペレーティング システム イメージ自体に保持しています。たとえば、これらのユーザーは独自のアプリケーションをいくつかインストールするか、またはファイル サーバ上やアプリケーション データベース内などの、仮想マシン自体の外部には保存できないデータを保持しています。

ステートレス デスクトップ
読み取り専用デスクトップとしても知られるステートレス アーキテクチャには、より容易なサポート、より低いストレージ コストなどの多くの利点があります。その他の利点として、仮想マシンをバックアップする必要性が低いことや、より容易で、より低価格なディザスタ リカバリおよびビジネス継続性オプションがあります。
ステートフル デスクトップ
これらは通常のデスクトップとしても知られ、従来のイメージ管理技術を必要とする場合があります。ステートフル イメージでは、特定のストレージ システム テクノロジとの組み合わせによりストレージ コストが低くなる場合があります。バックアップ、ディザスタ リカバリ、およびビジネス継続性のための戦略を考慮する場合は、VMware Site Recovery Manager などのバックアップ/リカバリ テクノロジが重要です。

Horizon 7 でステートレス デスクトップ イメージを作成する方法は 2 つあります。

  • フローティング割り当てプールまたはインスタント クローン仮想マシン専用の割り当てプールを作成できます。フォルダ リダイレクトと移動プロファイルをオプションで使用して、ユーザー データを格納することも可能です。
  • View Composer を使用して、リンク クローン仮想マシンのフローティングまたは専用割り当てプールを作成できます。フォルダ リダイレクトと移動プロファイルを使用して、ユーザー データを格納したり、ユーザー データを保持する通常ディスクを設定できます。

Horizon 7 でステートフル デスクトップ イメージを作成する方法はいくつかあります。

  • 完全クローンまたはフル仮想マシンを作成できます。一部のストレージ ベンダーは、完全クローン向けのコスト効率の良いストレージ ソリューションを提供しています。これらのベンダーは多くの場合、独自のベスト プラクティスおよびプロビジョニング ユーティリティを備えています。これらのベンダーのいずれかを使用した場合、手動の専用割り当てプールの作成が必要になることがあります。
  • インスタント クローンまたはリンク クローンの仮想マシンのプールを作成し、App Volumes ユーザー書き込み可能ボリュームを使用して、ユーザー データとユーザーがインストールしたアプリケーションに接続できます。

ステートレス デスクトップとステートフル デスクトップのどちらを使用するかは、ワーカーのタイプによって異なります。