USB リダイレクト機能を使用すると、小型のフラッシュ ドライブなど、ローカルで接続された USB デバイスをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。
USB リダイレクト機能を使用すると、ローカルのクライアント システムに接続されているほとんどの USB デバイスが Horizon Client のメニューで使用できるようになります。このメニューを使用して、デバイスを接続したり接続解除したりします。
USB デバイスの要件と USB リダイレクトの制限については、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成の「リモート デスクトップおよびアプリケーションでの USB デバイスの使用」を参照してください。
クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用して USB ストレージ デバイスまたは USB ストレージ デバイス上のフォルダを共有している場合、USB デバイスがすでに共有されているため、USB リダイレクト機能を使用してデバイスをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにリダイレクトすることはできません。
リモート デスクトップや公開アプリケーションへの USB デバイスの接続は、手動でも自動でも行うことができます。
前提条件
- リモート デスクトップや公開アプリケーションで USB デバイスを使用するには、Horizon 管理者側で USB リダイレクト機能を有効にしておく必要があります。
このタスクには、Horizon Agent の USB リダイレクト コンポーネントのインストールが含まれ、USB リダイレクトに関するポリシー設定が含まれる場合もあります。詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成を参照してください。
- USB デバイスを初めて使用するときは、管理者パスワードを入力する必要があります。Horizon Client によってパスワードを入力するように求められます。
USB リダイレクトを利用するには、Horizon Client のインストール時に設定する必要があります。また、USB リダイレクトに必要なコンポーネントの一部を構成するには、管理者権限が必要です。
- USB リダイレクトの制限事項 を確認してください。
手順
- 手動で USB デバイスをリモート デスクトップに接続します。
- USB 機能を初めて使用するときは、VMware Horizon Client メニューバーで をクリックし、メッセージが表示されたら管理者のパスワードを入力します。
- USB デバイスをローカルのクライアント システムに接続します。
- リモート デスクトップの VMware Horizon Client メニューバーから の順にクリックします。
- リモート デスクトップに接続し、接続済みの USB デバイスのリストを表示して、USB デバイスを選択します。
デバイスは手動でローカル システムからリモート デスクトップにリダイレクトされます。
- USB デバイスを公開アプリケーションに接続します。
- USB 機能を初めて使用するときは、VMware Horizon Client メニューバーで をクリックし、メッセージが表示されたら管理者のパスワードを入力します。
- USB デバイスを接続します。
- 公開アプリケーションを開きます。
- デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅で、[設定] ボタン(歯車のアイコン)をクリックします。
- [設定] ダイアログ ボックスの左ペインで、[アプリケーション] を選択します。
- [設定] ダイアログ ボックスの右ペイン上部で、[USB] をクリックします。
使用可能な USB デバイスが左側のペインに表示されます。
- USB デバイスを選択し、[デバイスを接続] をクリックします。
USB デバイスがすでにリモート デスクトップまたはリモート アプリケーションに接続している場合、このデバイスを選択できるようにするにはその前に、デスクトップまたはアプリケーションへのデバイスの接続を切断する必要があります。
- 公開アプリケーションを選択し、[続行] をクリックします。
実行中の任意の公開アプリケーションを選択できます。公開アプリケーションを選択したら、選択した公開アプリケーションで USB デバイスを使用できるようになります。
- 公開アプリケーションを使い終わったら、[設定] ダイアログ ボックスをもう一度開き、[USB] を選択し、[切断] を選択して、公開アプリケーションから USB デバイスを解除します。
これで USB デバイスがローカルのクライアント システムやリモート デスクトップ、別の公開アプリケーションで使用できるようになります。
- ローカル システムに USB デバイスを接続したときに、その USB デバイスをリモート デスクトップに自動的に接続するよう Horizon Client を設定します。
Android ベースの Samsung スマートフォンおよびタブレットなど、MTP ドライバを使用するデバイスを接続するには、自動接続機能を使用します。
- USB デバイスを接続する前に、Horizon Client を起動してリモート デスクトップに接続します。
- USB 機能を初めて使用するときは、VMware Horizon Client メニューバーで をクリックし、メッセージが表示されたら管理者のパスワードを入力します。
- リモート デスクトップの VMware Horizon Client メニュー バーから、 の順にクリックします。
- USB デバイスを接続します。
Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイレクトされます。
- Horizon Client の起動時に、USB デバイスをリモート デスクトップに自動的に接続するよう Horizon Client を設定します。
- USB 機能を初めて使用するときは、リモート デスクトップの VMware Horizon Client メニューバーで の順にクリックし、メッセージが表示されたら管理者のパスワードを入力します。
- リモート デスクトップの VMware Horizon Client メニュー バーから、 の順にクリックします。
- USB デバイスを挿入し、Horizon Client を再起動します。
Horizon Client の起動時にローカル クライアント システムに接続される USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイレクトされます。
結果
USB デバイスがリモート デスクトップや公開アプリケーションに表示されます。USB デバイスがリモート デスクトップや公開アプリケーションに表示されるまで、20 秒ほどかかる場合があります。初めてデバイスをリモート デスクトップに接続する場合は、ドライバのインストールが求められる場合があります。
数分経過しても、USB デバイスがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに表示されない場合は、デバイスを一度クライアント コンピュータから取り外し、再度、挿入してみてください。
次のタスク
USB のリダイレクトで問題がある場合、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成の USB リダイレクトのトラブルシューティングについてのトピックを参照してください。