デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにコピー アンド ペーストを行うことができます。
VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、Horizon 管理者は、コピー アンド ペースト操作をクライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに対してのみ、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムに対してのみ、あるいは双方向で許可または禁止するように、この機能を構成できます。
次のデータ形式がサポートされています。
- CF_BITMAP
- CF_DIB
- CF_HDROP(ファイル タイプ)
- CF_UNICODETEXT
- Biff12
- Art::GVML ClipFormat
- HTML 形式
- RTF (Rich Text Format)
テキストとイメージのコピー アンド ペースト
デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにコピー アンド ペーストを行うことができます。リモート デスクトップや公開アプリケーションからクライアント システムにコピー アンド ペーストを行うこともできます。また、2 つのリモート デスクトップまたは公開アプリケーション間でもコピー アンド ペーストが可能です。ただし、Horizon 管理者がこれらの機能を有効にしている必要があります。
たとえば、クライアント システムにテキストをコピーするには、テキストを選択して Ctrl + C キーを押します。リモート デスクトップにテキストを貼り付けるには、リモート デスクトップで Ctrl + V キーを押します。
この機能には次の制限があります。
- フォーマットされたテキストをコピーする場合、データの一部がテキストで、一部のデータはフォーマットされた情報となります。フォーマットされたサイズの大きいテキストや、テキストとイメージをコピーしてペーストすると、プレーン テキストの一部またはすべては表示されますが、フォーマットされたテキストやイメージが表示されない場合があります。この問題は、3 種類のデータが別々に保存されている場合に発生します。たとえば、ドキュメントのタイプによっては、イメージはイメージまたは RTF データとして保存される場合があります。
- テキストと RTF データを合わせたサイズが最大クリップボード サイズより小さければ、フォーマットされたテキストが貼り付けられます。多くの場合、RTF データは分割できないため、テキストとフォーマットのサイズがクリップボードの最大サイズより大きい場合、RTF データが破棄され、プレーン テキストが貼り付けられます。
- フォーマットされたテキストとイメージを 1 回の操作ですべてペーストできない場合、1 回の操作でコピー アンド ペーストするデータ量を少なくする必要があります。
ファイルとフォルダのコピー アンド ペースト
デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにファイルとフォルダのコピー アンド ペーストを行うことができます。これらの機能を Horizon 管理者が有効にしている場合は、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからファイルとフォルダをコピーして、クライアント システムに貼り付けることもできます。
たとえば、クライアント システムにファイルをコピーするには、ファイルを選択して Ctrl + C キーを押します。リモート デスクトップにファイルを貼り付けるには、リモート デスクトップで Ctrl + V キーを押します。
この機能には次の制限があります。
- 複数のファイルのコピー アンド ペーストは、デスクトップや最近アクセスしたファイルのリストなど、一部の特別なフォルダで機能しない場合があります。これらのフォルダには、親フォルダの異なるファイルまたはフォルダが存在している可能性があるためです。この機能では、同じ親フォルダ内のファイルとフォルダのみをコピーして貼り付けます。
- WordPad や PowerPoint など、特定のアプリケーションで動作しない場合があります。
- 一度に許可されるコピー アンド ペースト操作は 1 つのみです。追加のコピー アンド ペースト操作は無視されます。