コマンド ラインから Horizon Client をインストールするときに、特定のインストール プロパティを指定できます。

次の表に、Horizon Client インストール プロパティの説明を示します。

表 1. Horizon Client インストール プロパティ
プロパティ 説明 デフォルト
INSTALLDIR Horizon Client がインストールされるパスおよびフォルダ。例:

INSTALLDIR=""D:\abc\my folder""

パスを囲む引用符によってインストーラにパスの有効部分としてスペースを解釈することを許可します。

%ProgramFiles%VMware\VMware Horizon View Client
VDM_IP_PROTOCOL_USAGE

Horizon Client コンポーネントが通信に使用する IP (インターネット プロトコル) バージョン。有効な値は以下のとおりです。

  • IPv4
  • IPv6
  • Dual

Dual を指定すると、Horizon Client は現在のネットワークを確認し、IPv4 または IPv6 経由で自動的に接続します。

IPv4
VDM_FIPS_ENABLED FIPS 準拠の暗号を使用して Horizon Client をインストールするかどうかを決めます。

値に 1 を指定すると、FIPS 準拠の暗号化を使用して Horizon Client がインストールされます。値に 0 を指定すると、FIPS 準拠の暗号化を使用せずに Horizon Client がインストールされます。

注: このプロパティを 1 に設定する前に、Windows クライアント オペレーティング システムで FIPS モードを有効にしておく必要があります。 Windows クライアント オペレーティング システムでの FIPS モードの有効化を参照してください。
0
VDM_SERVER Horizon Client ユーザーがデフォルトで接続する Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN)。例:

VDM_Server=cs1.companydomain.com

このプロパティを構成する場合、Horizon Client ユーザーがこの FQDN を入力する必要はありません。

なし
LOGINASCURRENTUSER_DISPLAY Horizon Client のメニュー バーの [オプション] メニューに [現在のユーザーとしてログイン] を表示するかどうかを指定します。有効な値は、1(有効)または 0(無効)です。 1
LOGINASCURRENTUSER_DEFAULT Horizon Client のメニュー バーの [オプション] メニューで、[現在のユーザーとしてログイン] がデフォルトで選択されるかどうかを指定します。有効な値は 1(有効)または 0(無効)です。

現在のユーザーとしてログインがデフォルトのログイン動作の場合、ユーザーがクライアント システムにログインするときに入力した ID と認証情報が、Connection Server インスタンスに渡され、最終的にリモート デスクトップに渡されます。現在のユーザーとしてログインがデフォルトのログイン動作でない場合、リモート デスクトップまたはアプリケーションにアクセスする前に、ユーザーは ID と認証情報を複数回入力する必要があります。

0
ADDLOCAL
インストールする機能を指定します。有効な値は以下のとおりです。
  • ALL - URL コンテンツ リダイレクトを除く、使用可能なすべての機能をインストールします。
  • TSSO - 現在のユーザーとしてログイン機能をインストールします。
  • USB - USB リダイレクト機能をインストールします。

複数の機能を指定するには、機能名のカンマ区切りのリストを入力します。名前の間にスペースを使用しないでください。

たとえば、Horizon Client と一緒に USB リダイレクト機能をインストールし、現在のユーザーとしてログイン機能をインストールしない場合には、次のコマンドを入力します。

VMware-Horizon-Client-y.y.y-xxxxxx.exe ADDLOCAL=USB

なし
INSTALL_32BITRMKS 64 ビット クライアント マシンに 32 ビット コア Core Remote Experience コンポーネントをインストールするかどうかを指定します。値に 1 を指定すると、32 ビット コア Remote Experience コンポーネントがインストールされます。値に 0 を指定すると、64 ビット コア Remote Experience コンポーネントがインストールされます。

64 ビット クライアント マシンに製品の 64 ビット用プラグインがインストールされていない場合には、32 ビット コア Remote Experience コンポーネントをインストールします。

このプロパティは、32 ビット クライアント マシンでは無効です。

0
INSTALL_SFB VMware Virtualization Pack for Skype for Business 機能をインストールするかどうかを決めます。値に 1 を指定すると、この機能がインストールされます。値に 0 を指定すると、この機能はインストールされません。 1
INSTALL_HTML5MMR HTML5 マルチメディア リダイレクトおよび Browser リダイレクトのサポート機能をインストールするかどうかを指定します。値に 1 を指定すると、この機能がインストールされます。値に 0 を指定すると、この機能はインストールされません。 1
REMOVE インストールしない機能を指定します。有効な値は以下のとおりです。
  • ThinPrint - Virtual Printing 機能をインストールしません。
  • Scanner - スキャナ リダイレクト機能をインストールしません。
  • FolderRedirection - フォルダ リダイレクト機能をインストールしません。
  • SerialPort - シリアル ポート リダイレクト機能をインストールしません。

複数の機能を指定するには、機能名のカンマ区切りのリストを入力します。名前の間にスペースを使用しないでください。

たとえば、次のコマンドでは、Virtual Printing とスキャナ リダイレクト機能がインストールされません。

VMware-Horizon-Client-y.y.y-xxxxxx.exe REMOVE=ThinPrint,Scanner

なし
DESKTOP_SHORTCUT Horizon Client にデスクトップ ショートカットを作成するかどうかを決めます。0 を指定すると、デスクトップ ショートカットは作成されません。1 を指定すると、デスクトップ ショートカットが作成されます。 1
STARTMENU_SHORTCUT Horizon Client にスタート メニュー ショートカットを作成するかどうかを決めます。0 を指定すると、スタート メニュー ショートカットは作成されません。1 を指定すると、スタート メニュー ショートカットが作成されます。 1
URL_FILTERING_ENABLED URL コンテンツ リダイレクト機能をインストールするかどうかを決めます。値に 1 を指定すると、この機能がインストールされます。値に 0 を指定すると、この機能はインストールされません。
インタラクティブ インストールでこのプロパティを 1 に設定すると、カスタム インストールのダイアログ ボックスの下に [URL コンテンツ リダイレクト] チェック ボックスが表示され、デフォルトで選択されます。このプロパティを 1 に設定しないければ、このチェック ボックスは表示されません。
注: ADDLOCAL=ALL プロパティには、URL コンテンツ リダイレクト機能が含まれていません。
0
AUTO_UPDATE_ENABLED オンライン アップデート機能を有効にするかどうかを決めます。値に 1 を指定すると、この機能は有効になります。値に 0 を指定すると、この機能は無効になります。

詳細については、Horizon Client オンライン更新を参照してください。

1
INSTALL_TEAMS_REDIRECTION Microsoft Teams 機能のメディア最適化を有効にするかどうかを指定します。値に 1 を指定すると、この機能は有効になります。値に 0 を指定すると、この機能は無効になります。

この機能の詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成を参照してください。

注:

この機能は、32 ビット コア Remote Experience コンポーネントでサポートされません。

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