Horizon Client のユーザーは、デバイスを追加して Apple のデフォルトを使用できます。クライアントでは、言語やキー マッピングなどの特定のカスタマイズがサポートされます。

たとえば、リモート デスクトップと公開アプリケーションで、iPad Keyboard Dock や Apple Wireless Keyboard (Bluetooth) 外部キーボードを使用できます。iPad Pro では、ポインタ デバイスとして Apple Pencil を使用できます。iPad で外部マウスを使用できます。クライアントには、手動キーボード構成も用意されています。

Horizon Client で使用する外部キーボードの設定

Horizon Client は、iPad Keyboard Dock 外部キーボードを自動的に検出します。

Apple Wireless Keyboard (Bluetooth) をリモート デスクトップや公開アプリケーションで使用するには、このキーボードと iPad をペアリングします。iPad にワイヤレス キーボードを検出させるには、3 本指で画面を同時にタップするか、Horizon Client ツールの [キーボード] ボタンをタップします。iPad で Apple Wireless Keyboard (Bluetooth) キーボードを検出するときに、オンスクリーン キーボードを分割キーボード モードで使用しないでください。

iPad が Apple Wireless Keyboard (Bluetooth) を検出した後は、Horizon Client ツールや 3 本指のタップでオンスクリーン キーボードを表示できなくなります。これらの機能を使用するには、Eject キーを押して外部キーボードを無効にする必要があります。

注: リモート デスクトップでは、Apple Wireless Keyboard (Bluetooth) で日本語の全角チルダを正しく入力できません。

国際キーボードの使用

キーボード レイアウトとキー マッピングは、ローカル iOS、Horizon AgentHorizon Client for iOS、リモート デスクトップ システム、アクティブな公開アプリケーションなど、複数のコンポーネントの設定によって決まります。このガイドでは、クライアントの設定についてのみ説明します。デフォルトでは、クライアントは英語、日本語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、スペイン語を使用できる iOS のデフォルトを実装します。

クライアントで韓国語または日本語の IME を使用する場合は、英語キーボードを iOS デバイスに接続する必要があります。韓国語または日本語キーボードを使用している場合、英語/韓国語または英語/日本語のリモートの Windows IME モードがローカルの iOS キーボードと同期されません。IME の拡張リストを実装するように外部キーボードを手動で構成できます。

キーボード ハードウェアの手動構成

ローカル キーボードをカスタマイズして、リモート デスクトップおよび公開アプリケーションに実装されている言語を拡張できます。手動構成オプションは、キーボード ハードウェアの設定で使用できます。リモート デスクトップで作業中に、 [キーボードの手動構成] を有効にすると、クライアントはローカルの iPadOS システム設定を読み取りません。ローカルの IME 設定は、ほとんどのクライアント コントロールと設定に対して有効です。選択したキーボード レイアウトを使用すると、Horizon Agent はこれらの設定を保存して適用します。
注: システム管理者は、オプションの可用性と実装を制御できます。

クライアントでサポートされている言語のリストを表示するには、クライアント設定のキーボード ハードウェアのオプションを調べます。設定を確認するには、「外部キーボードのオプションの有効化」を参照してください。エージェント コントロールで制御される設定については、『Horizon Agent のインストールとセットアップ ガイド』を参照してください。

Windows リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用するローカル iPadOS キーのマッピング

クライアントは、フルキーボードをサポートし、ファンクション キーと修飾キーを含むローカルの iPadOS キーのマッピングとリモート Windows キーの組み合わせを可能にします。たとえば、通常、ファイルを保存する CMD + S の組み合わせは Control + S にマッピングされます。デフォルトでは、CMD キーと Control キーのマッピングは有効になっています。リモート デスクトップで作業中に使用されるローカル キーボードは、Windows のデフォルトの動作と同じ結果になります。

言語を指定すると、マッピングの無効化、マッピングの編集、新しいマッピングの追加を行うことができます。キーの動作は、キーボード マッピングの設定でカスタマイズできます。「外部キーボードのオプションの有効化」を参照してください。

iPad でのマウスの使用

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで外部マウスを使用できます。クライアントは、Bluetooth マウスと USB マウスの両方をサポートします。

Apple Magic Mouse と Apple Magic Trackpad を使用する場合は、第 2 世代以降のデバイスを使用してください。クライアントは、第 1 世代のデバイスを完全にはサポートしていません。

左ききのユーザーは、次の推奨事項に従ってください。

  • リモート デスクトップで左ききモードが有効になっている場合は、Horizon Client[左ききモード] オプションを常に有効にします。「マウスボタンの反転機能をサポートする Horizon Client の設定」を参照してください。
  • 物理マウスで左ききモードを使用するには、iPad の設定で左ききモードを構成する必要があります。リモート デスクトップが左ききモードになっているかどうかに関係なく、iPad の設定を使用する必要があります。

iPad での Apple Pencil の使用

iPad でリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを操作するときに、Apple Pencil を使用できます。すべての機能を使用するには、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するときに VMware Blast 表示プロトコルを使用します。PCoIP 表示プロトコルを使用すると、Apple Pencil は指のタッチと同じように動作します。