[ファーム] ページを使用してファームを作成します。

このタスクについて

注:

RDS 対応の割り当て可能イメージは、RDS ホストまたは RDSH (Remote Desktop Services Host) イメージとも呼ばれます。

前提条件

少なくとも 1 つの割り当て可能なイメージが [イメージ] ページにリストされ、そのイメージに RDS 対応の Windows サーバ オペレーティング システムがあり、そのイメージがファームを作成するノードに配置されていることを確認します。利用できる割り当て可能なイメージがないノードにはファームを作成することはできません。

このファームをセッションベースのデスクトップとして使用するか、リモート アプリケーションとして使用するかを決定します。

手順

  1. 管理コンソールで、インベントリ > ファーム に移動します。


    管理コンソールの [ファーム] ページ


  2. 新規 をクリックします。

    [新しいファーム] ウィザードが開きます。

  3. ウィザードの [定義] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、次へ をクリックします。
    注:

    必要に応じてスクロール バーを使用し、すべての必須フィールドを表示します。

    オプション

    説明

    名前

    このファームの名前を入力します。

    説明

    説明を入力します(オプション)。

    ファーム タイプ

    このファームがエンド ユーザーに提供するアセットのタイプを指定します。

    • このファームを使用してセッションベースのデスクトップを提供するには、デスクトップ を選択します。

    • このファームを使用してリモート アプリケーションへのアクセスを提供するには、アプリケーション を選択します。アプリケーション ファームを作成した後、新規アプリケーション ワークフローの ファームから自動スキャン オプションを使用して、ファームのサーバからアプリケーション インベントリにアプリケーションをインポートできます。

    ポッド

    データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

    ポッドには、特定の割り当て可能なイメージと、割り当て用のサーバ モデル容量が含まれています。同じポッドに含まれるイメージのみを使用して割り当てを作成できます。

    イメージ

    割り当て可能な RDSH イメージを選択します。

    優先プロトコル

    エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

    デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合があります。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用する場合があります。

    優先クライアント タイプ

    エンド ユーザーが Workspace™ ONE™ プラットフォームのポータルからセッションベースのデスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。

    ドメイン

    お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。

    ドメインへの参加

    はい を選択し、ファームのサーバ インスタンスが作成後に自動的にドメインに参加されるようにします。

    サーバ数

    このファームのサーバ数を指定します。

    サーバ 1 台あたりのセッション数

    このファームで許可されるサーバあたりの同時実行エンド ユーザー セッションの数を指定します。

    重要:

    今回のリリースでは、ファームの作成後にこの値を更新することはできません。したがって、ここで値を慎重に選択する必要があります。

    オプションで、詳細プロパティを設定します。

    オプション

    説明

    仮想マシン名

    このファーム用に作成されるすべてのサーバ仮想マシンの名前。この名前には、win2016-1、win2016-2 のように番号が追加されます。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および数字のみで構成する必要があります。

    コンピュータの OU

    サーバ仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。たとえば、OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng のようになります。これらのエントリはカンマで区切られ、スペース文字はエントリ間で使用されません。

    ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた組織単位の操作を参照してください。

    1 回実行スクリプト

    (オプション)システムの準備が完了した後に実行するスクリプトの場所。

    セッション タイムアウトの間隔

    これは、システムがこのファームによって提供されるセッションベースのデスクトップまたはアプリケーションから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システムへのログイン セッションに適用されます。このタイムアウト間隔は、エンド ユーザーの Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは別のものです。

    注意:

    基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的にログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防ぐには、エンド ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

    注:

    タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内に OK をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されます。ログオフが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データは失われます。

    Windows ホットプラグを有効にする

    (オプション)エンド ユーザーが CD/DVD ドライブ、イーサネット アダプタ、あるいはそれらに類似したタイプの外部デバイスを仮想デスクトップに動的に追加または削除するのを防ぐには、デフォルトの いいえ のままにします。

    注意:

    この設定を はい に切り替えると、ユーザーが意図せずにネットワークカード (NIC) やその他の操作コンポーネントを動的に削除した場合に、仮想デスクトップとの接続が誤って妨げられることがあります。仮想デスクトップでサム ドライブの使用をサポートする場合など、特殊なケースでこの設定を有効にすることもできますが、その結果デスクトップのすべてのプラグアンドプレイ デバイスに対して同じ設定が適用されることに注意してください。

  4. ウィザードの [管理] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、次へ をクリックします。

    オプション

    説明

    ローリング メンテナンス

    メンテナンスのタイプを選択します。タイム ケーデンスに基づくメンテナンス(スケジュール)またはこのファームのサーバに対するユーザー セッションに基づくメンテナンス(セッション)があります。

    スケジュール が選択されている場合は、日または週単位でのメンテナンス ケーデンスを設定します。日単位の繰り返しを選択する場合は、メンテナンスが開始する時刻を指定します。週単位の繰り返しを選択する場合は、曜日と時刻の両方を指定します。

    セッション が選択されている場合は、ファームがローリング メンテナンスを開始するセッション数を指定します。

    注:

    15 分以内にログオフされたセッションは、ローリング メンテナンスの計算の対象になりません。これは実行時間の短いセッションの数に基づいてサーバの再起動または再構築が行われるのを防ぐためです。

    同時の静止サーバ フィールドで、同時に静止状態にすることができるサーバの数を指定します。サーバが静止状態になると、サーバではそのサーバにすでに接続されているユーザー セッションについては処理を継続しますが、新しいユーザー接続を受け入れません。

    サーバ アクション

    メンテナンス中のサーバに対してシステムが実行するアクションを選択します。

    • 再起動 を選択すると、サーバ仮想マシンが再起動されます。

    • 再構築 を選択すると、一度サーバ仮想マシンが削除され、RDS デスクトップ イメージから再プロビジョニングされます。

    タイムアウト処理

    システムで特定の種類のユーザー セッションを処理する方法を設定します。

    注:

    これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、RDS セッション デスクトップまたはアプリケーションの Windows オペレーティング システム セッションへのユーザー ログインです。これらのセッションは、Horizon ClientHorizon HTML Access、または Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

    ユーザーのセッションは、このファームのサーバから提供されるセッションベースのデスクトップまたはリモート アプリケーションの基礎となる Windows オペレーティング システムに対してユーザーが認証されると開始します。

    • 空のセッション タイムアウト - アプリケーション ファームに対して、アイドル状態のユーザー セッションをシステムがどのように処理するか、すなわちアイドル状態のセッションをタイムアウトしないか、指定した時間(分)が経過した後でタイムアウトするかを選択します。アイドル タイムアウトは、セッションベースのデスクトップやアプリケーションではなく、エンドポイント デバイスでのアクティビティに基づきます。アイドル状態のセッションをタイムアウトするように指定した場合は、タイムアウト時間が経過したときの処理、すなわちセッションを切断するか、ユーザーをログオフするかを選択します。セッションの切断を選択した場合、セッションはネットワークから切断され、メモリに保存されます。セッションのログオフを選択した場合、セッションはメモリに保持されず、未保存のドキュメントは失われます。

    • 切断済みセッションのログオフ - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーをログオフするかを選択します。

    • セッションの最大有効期間 - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最大分数を指定します。

  5. ウィザードの [サマリ] の手順で、設定を確認し、送信 をクリックしてファームの作成を開始します。

タスクの結果

システムは、ファームの作成を開始します。[アクティビティ] ページを使用して進行状況を監視できます。[ファーム] ページでファームのステータスに緑色のドットが表示される場合:

  • デスクトップ ファームを作成した場合、セッションベースのデスクトップ割り当てを作成するために使用できます。

  • アプリケーション ファームを作成した場合は、サーバの基盤となる RDS 対応のオペレーティング システムから Horizon Cloud アプリケーション カタログにアプリケーションをロードするために使用できます。



[ファーム] ページで準備が完了したファーム


次のタスク

デスクトップ ファームを作成した場合は、RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成の手順に従ってエンド ユーザーのセッションベースのデスクトップ割り当てを作成します。

アプリケーション ファームを作成した場合は、そのファームをスキャンしてアプリケーションを Horizon Cloud にロードし、エンド ユーザーがそのファームからリモート アプリケーションを使用できるようにアプリケーション割り当てを作成します。

詳細については、アプリケーションファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しいアプリケーションのインポート、およびRDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加を参照してください。