Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイで失敗のシナリオが発生した場合、サービスはデータを失うことなくデプロイをリストアするための機能を提供します。

Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイのリストアを要求するには、VMware ナレッジべースの記事 KB2006985の説明に従ってサポート リクエストを発行する必要があります。

概要

ユーザー データは、デプロイの Azure Database for PostgreSQL データベースに保存されます。Microsoft Azure PostgreSQL データベースは、Microsoft Azure のマネージド サービスです。

サービス リリース v2111 およびポッド マニフェスト 3139.x 以降、デプロイがその PostgreSQL データベースに接続するために必要な構成情報は、クラウド プレーンに保存されます。

したがって、Horizon Cloud on Microsoft Azure のデプロイのリストアでは、PostgreSQL データベースに接続し、データベースに保存されているユーザー データを取得し、そのデータを使用して再デプロイされた仮想マシンを構成します。そのデータを使用して、デプロイは失敗のシナリオが発生する直前の動作状態にリストアされます。

技術的な詳細

以前は、ポッド デプロイヤはパターン vmw-hcs-podID-recovery の名前でリソース グループを作成していました。このリソース グループには、バックアップおよびリストア サービスに関連するストレージ アカウントがありました。

現在のリストア プロセスの実装では、サービスはこのタイプのリソース グループにデータを保持することに依存しません。リストア操作では、デプロイの Azure PostgreSQL データベースに保存されているデータが使用されます。

サービスがマニフェスト 3139.x 以降のリソース グループに依存していない場合、3139.x より前のデプロイへの更新がスケジュール設定され、その Green のビルドアウトが作成されると、既存の vmw-hcs-podID-recovery リソース グループはその時点で削除されます。

リストア プロセスでは、Azure PostgreSQL データベースからユーザー データが取得され、再デプロイされた仮想マシンを構成してデプロイを最新の動作状態にリストアするために使用されます。

失敗のシナリオが発生した場合

VMware ナレッジべースの記事 KB2006985の説明に従ってサポート リクエスト (SR) を発行し、デプロイのリストア プロセスを開始します。

VMware サポート チームは、このサービス全体の提供の一環として、手順についてアドバイスします。