ポッドに複数のテナント サブネットを構成するには、[ポッドの編集] ワークフローを使用します。これらのサブネットは、仮想マシンのサブネットとも呼ばれます。Microsoft Azure のポッドで複数のテナント サブネットを使用できるこの機能は、2298.0 以降のポッド マニフェストで使用できます。これらのサブネットをポッドの構成に追加して、ファーム内の仮想マシンおよび VDI デスクトップ割り当てで使用できるようにします。

複数のテナント サブネット機能の概要については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要 を参照してください。

注: ポッドへの追加がサポートされている追加のテナント サブネットの最大数は 39 です。したがって、ポッドに対してサポートされているテナント サブネットの数は、40(1 つのプライマリ テナント サブネットと 39 の追加サブネット)になります。

前提条件

ポッドに追加するテナント サブネットが Microsoft Azure ポータルですでに作成されていることを確認します。これらのサブネットは、ポッドと同じ VNet(ポッド マネージャ仮想マシン)に配置することも、別の VNet に配置することもできます。異なる VNet にある場合、それらの VNet はポッドの VNet とピアリングされている必要があります。ピアリングされた VNet を使用する場合は、ポッドと同じサブスクリプションおよび Microsoft Azure リージョンにある必要があります。

テナント サブネットが空であることを確認します。他のリソースがこれらのサブネットに接続されていないことを確認します。

重要: これらの追加の仮想マシン サブネットをポッドに追加する場合は、Microsoft Azure ポータルを使用してネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を追加し、ネットワークの分離を行う必要があります。 Horizon Cloud ポッドの編集ワークフローでは、このような NSG は作成されません。

手順

  1. ポッドの詳細ページから [編集] をクリックして、ポッドの編集ワークフローを開始します。
  2. [ポッドの詳細] の手順に移動して、[ネットワーク] セクションを探します。
    このセクションには、ポッドの現在のネットワーク構成が表示されます。 [仮想マシンのサブネット - 追加] 領域には、ポッドのサブスクリプションで見つかった VNet が表示されます。各 VNet の横にあるアイコンは、ポッドにすでに接続されているサブネットの数を示しています。
  3. ポッドに追加するサブネットを持つ VNet を展開します。
    VNet 内のサブネットのセットが表示されます。ポッドでも使用されている VNet を展開すると、ポッドのプライマリ仮想マシンのサブネットには、その仮想マシンの横にインジケータが表示され、すでに選択されています。
  4. 追加するサブネットを選択します。
    次のスクリーンショットは、 tenant という名前のサブネットがポッドのプライマリ テナント サブネットであり、ポッドに追加するために 2 つの追加のサブネットが選択されていることを示しています( tenant5 および tenant6)。
    [ポッドの編集] ウィザードで選択された 2 つのサブネットを示すスクリーンショット
  5. [保存して終了] をクリックします。

結果

ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要 で説明するように、システムのバックグラウンド タスクは、必要なポッド構成の変更を行うために実行されます。これらのタスクが正常に完了すると、サブネットがポッドの詳細ページに READY 状態で表示されます。


正常に追加されたサブネットの READY ツールチップを示すスクリーンショット

次のタスク

  • Microsoft Azure ポータルを使用して、これらのサブネットにネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を追加し、これらのサブネットにネットワークの分離を提供します。Horizon Cloud ポッドの編集ワークフローでは、このような NSG は作成されません。
  • 仮想マシンのサブネットがポッドに正常に追加された場合は、ファームおよび VDI デスクトップ割り当てで使用を開始できます。