Horizon Cloud Connector OVF テンプレートのデプロイ中に HTTP プロキシを設定できます。デプロイ後にこれらのプロキシ設定を変更する場合は、configure-webproxy.py
コマンドを使用する必要があります。configure-webproxy.py
コマンドは、デプロイされた Horizon Cloud Connector アプライアンスの /opt/vmware/bin ディレクトリにあります。
注: プロキシ設定とアプライアンスの更新については、次のガイドラインに従ってください。
- Horizon Cloud Connector 1.6 以降を新しいバージョンに手動で更新する場合は、プロキシ設定を再構成する必要があります。元のプロキシ構成は、手動でのアプライアンスの更新後に引き継がれません。
- Horizon Cloud Connector 1.6 以降が新しいバージョンに自動的に更新された場合は、自動更新によってプロキシ設定が引き継がれます。プロキシ設定を再構成する必要はありません。
- Horizon Cloud Connector 仮想アプライアンスの既存のプロキシ設定を表示するには、次のコマンドを実行します。
cat /opt/container-data/cc-settings/proxy.conf
configure-webproxy.py を使用するための構文
configure-webproxy.py
でスクリプトを作成するには以下の構文を使用します。
configure-webproxy.py [argument1 [value1]] [argument2 [value2]] ...
コマンドの使用方法と使用可能な引数のリストを表示するには、configure-webproxy.py -h
または configure-webproxy.py --help
を実行します。
configure-webproxy.py の引数
すべての引数は、configure-webproxy.py
スクリプトではオプションです。
引数 | 説明 |
---|---|
--proxyHost | HTTP プロキシ サーバのホスト名または IP アドレス |
--proxyPort | プロキシ接続のポート番号 |
--noProxyFor | HTTP プロキシをバイパスするように構成されたホストまたはネットワーク範囲。複数の値を入力する場合は、コンマで区切ります。 |
--proxySsl | プロキシ接続に SSL を使用するかどうかを指定します。使用できる値は、true または false です。 |
--proxyUsername | HTTP プロキシのユーザー名 |
--proxyPassword | HTTP プロキシのパスワード |
--implicitNonProxyHosts | ペアリングされたポッドの Connection Server と vCenter Server を、HTTP プロキシをバイパスするホストのリストに暗黙的に追加するかどうかを指定します。使用できる値は、true または false です。デフォルトは、true です。 ご使用の環境でプロキシを経由するために Connection Server および vCenter Server への内部リクエストが必要な場合、この引数を false に設定します。この場合、--noProxyFor によって明示的に指定されたホストのみがプロキシをバイパスします。 |
サンプル スクリプト
configure-webproxy.py --proxyHost PROXYEXAMPLE --proxyPort 80 --proxySsl=false --noProxyFor ".AD-DOMAIN.EXAMPLE.COM,10.109.*"
このサンプル スクリプトは、次のプロキシ設定を構成します。
- PROXYEXAMPLE はプロキシ サーバです。
- プロキシ接続では、ポート 80 が使用されます。
- プロキシ接続では、SSL は使用されません。
- .AD-DOMAIN.EXAMPLE.COM および 10.109* に該当するホストはプロキシをバイパスします。
- また、ペアリングされたポッドの Connection Server と vCenter Server はデフォルトで暗黙的にプロキシをバイパスします。