Horizon ポッドが Universal Broker によって仲介されたマルチクラウド割り当てに参加できるようにするには、そのポッドの各 Connection Server インスタンスに必要な Universal Broker プラグインをインストールする必要があります。Universal Broker プラグインは、仲介サービスとポッド内の Connection Server インスタンス間の通信をサポートします。
Universal Broker プラグインをインストールするときは、次の考慮事項を確認します。
- インストーラの EXE ファイル内のコードには、Connection Server の特定のバージョンでインストーラの EXE ファイルを実行できるかどうかを決定するフラグが含まれているため、Connection Server のバージョンと互換性のあるバージョンの Universal Broker プラグイン インストーラの EXE ファイルを実行する必要があります。
Horizon YYMM のバージョン管理と数値スタイルのバージョン管理の関係については、KB2143853 を参照してください。
- Connection Server バージョン用の Universal Broker プラグイン インストーラのバージョンと VMware Customer Connect でのダウンロード場所
-
Universal Broker プラグイン インストーラは、
VMware Customer Connect からダウンロードされます。次の表の各 URL からダウンロード ページに移動できます。
Universal Broker プラグインがそのページの下部にあります。
ブラウザでこれらの URL のいずれかを読み込んだら、一番下までスクロールして、Universal Broker プラグイン エントリとそのバージョン番号を確認します。[今すぐダウンロード] ボタンをクリックして、そのバージョンをダウンロードします。[今すぐダウンロード] をクリックするときに、VMware Customer Connect 認証情報を使用してログインしていない場合は、ログイン ユーザー インターフェイスが最初に表示されます。
- ポッドに複数の Connection Server インスタンスがある場合は、各 Connection Server インスタンスに Universal Broker プラグインをインストールする必要があります。
- 参加するポッド内のすべての Connection Server インスタンスに同じバージョンのプラグインをインストールする必要があります。たとえば、1 つの Connection Server インスタンスでプラグインを新しいバージョンにアップグレードする場合、ポッド内の他のすべての Connection Server インスタンスでプラグインを同じバージョンにアップグレードする必要があります。
- 参加しているポッドに新しい Connection Server インスタンスを追加する場合、新しい Connection Server インスタンスにプラグインをインストールする必要があります。
- Connection Server のアップグレード中に、既存のプラグインのインストールがすべて失われます。Horizon デプロイをアップグレードする場合は、各 Connection Server インスタンスを新しいバージョンにアップグレードした直後にプラグインを再インストールする必要があります。
たとえば、Connection Server インスタンスをバージョン 8.2 (2103) にアップグレードする場合は、それらの Connection Server インスタンスにバージョン 21.03 のプラグインをインストールする必要があります。
- プラグインのインストール中に、インストーラは Connection Server サービスを再起動します。その時点で、システムは Connection Server 上のすべての管理コンソール セッションをログアウトします。
- 現在、Universal Broker プラグインは IPv4 のみに対応しています。
- Universal Broker プラグインがインストールされている Connection Server インスタンスで LDAP 構成を使用する場合は、次のガイドラインに従ってください。
- LDAP 構成のバックアップ コピーを作成することに加え、現在の Connection Server インスタンスの仮想マシン スナップショットを作成します。バックアップを使用して LDAP 構成を以前の状態にリストアする場合、スナップショットを使用して、リストアする LDAP 構成に Universal Broker プラグインが機能するために必要な情報を入力できます。
- LDAP 構成を以前の状態にリストアする場合は、プラグインが Connection Server にインストールされた後に作成された LDAP バックアップのみを使用してください。
- LDAP 構成を Universal Broker ラグインのインストール前の状態にリストアすると、リストアされた LDAP 構成にプラグインに必要な特定の情報が失われます。そのため、プラグインは機能しません。
Connection Server のバージョンに適したバージョンの Universal Broker プラグインをダウンロードしたら、次の手順を使用して、ポッド内の Connection Server インスタンスにプラグインをインストールします。
- Connection Server インスタンスの一括デプロイで Universal Broker プラグインをサイレント インストールするには、次のコマンドを使用します。X.X.X をバージョン番号に置き換え、yyyyyyyy をダウンロードしたインストーラのビルド番号に置き換えます。<portNumber> には、プラグインが Universal Broker クライアントからの着信要求をリッスンして受け入れるために使用する TCP ポートを入力します。
horizon-universal-broker-plugin-X.X.X-yyyyyyyy-x64.exe /s /v"LISTENPORT=<portNumber> /qn"
- 個々の Connection Server インスタンスに Universal Broker プラグインをインストールするには、このトピックの後半で説明されている番号付きの手順を実行します。
前提条件
Connection Server インスタンスで Universal Broker プラグイン インストーラを実行する前に、次の点を確認します。
- Connection Server インスタンスがバージョン 7.11 以降を実行している。
- Connection Server に対して Horizon 管理者とローカル管理者の両方の権限を持っている。インストーラは、これらの両方の権限を持つ管理者によって開始された場合にのみ実行されます。
- このページですでに説明したように、Universal Broker プラグインを実行して、特定のバージョンの Connection Server にインストールするための互換性のあるバージョンの Universal Broker プラグイン がある。
手順
- 必要に応じて、ダウンロードしたプラグイン インストーラ ファイルを Connection Server に配置します。
- .exe インストーラ ファイルを実行します。
- インストーラのウィザードのようこそ画面で、[次へ] をクリックします。
- エンド ユーザー使用許諾契約を承諾し [次へ] をクリックします。
- [構成] 画面で、必要なポート情報を指定します。
- Universal Broker プラグインが Universal Broker クライアントからの着信要求をリッスンして受け入れるために使用する TCP ポート番号を入力します。
注: インストーラは、指定されたポートが使用可能であることを検証します。ポートですでにプロセスが実行されている場合は、警告メッセージが表示され、インストールが停止します。インストールを再開するには、使用可能な TCP ポートを指定する必要があります。
- 指定したポートを介した着信接続を許可するために必要なファイアウォール例外をインストーラで構成する場合は、[Windows ファイアウォール例外を自動的に設定する] を選択します。ファイアウォール例外を手動で構成する場合は、このオプションを選択解除します。
注: Windows ファイアウォールの例外は、インストーラで構成するか、自分で構成するかに関わらず Universal Broker では必須です。
- [次へ] をクリックします。
- Universal Broker プラグインが Universal Broker クライアントからの着信要求をリッスンして受け入れるために使用する TCP ポート番号を入力します。
- ウィザードの残りの画面に表示されるプロンプトに従って、Connection Server への Universal Broker プラグインのインストールを完了します。
次のタスク
- まず、Universal Broker プラグイン をアンインストールします。
- 次に、Connection Server ソフトウェアをアンインストールします。
最初に Connection Server をアンインストールすると、システム エラーが発生し、Universal Broker プラグインをアンインストールできなくなります。
- Connection Server の LDAP 構成で、
pae-RCXServerPort
プロパティの値を新しいポート番号に変更します。 - Connection Server を再起動します。
- 必要に応じて、対応する Windows ファイアウォールの例外を更新して、新しいポートを介した着信トラフィックを許可します。
新しいポート構成は、Connection Server と Universal Broker プラグインが再起動シーケンスを完了した後に有効になります。