この記事では、特定の Horizon Client バージョンのみが、Universal Broker によって仲介される仮想デスクトップ、公開デスクトップ、公開アプリケーションを起動できるように指定するクライアント制限を構成する方法について説明します。また、今後制限する予定のクライアント バージョンのユーザーに警告メッセージを表示することもできます。
クライアント制限機能は、Horizon Client バージョン 4.5.0 以降でサポートされます。ただし、Horizon Client for Chrome の場合はバージョン 4.8.0 以降である必要があります。この機能を構成すると、クライアント タイプの Horizon Client の特定のバージョンまたは以前のバージョンはリモート デスクトップや公開アプリケーションに接続できなくなります。特定のクライアント バージョンに警告メッセージを表示する機能は、Horizon Client 5.5 および Horizon Client 2006 以降で使用できます。
手順
- [設定] > [ブローカ] の順に選択します。
- [ブローカ] ページで、[クライアントの制限] タブをクリックします。
このタブには、ユーザーが Universal Broker サービスを介してデスクトップおよびアプリケーションに接続しようとするときに現在有効なすべてのクライアント制限設定が表示されます。
- クライアント制限設定を変更するには、[追加] または [編集] をクリックします。次に、以下の表の説明どおりに設定します。
編集ウィンドウでは、クライアント制限を有効化および構成するための制御機能が提供されています。
- トグルを使用して、特定のプラットフォーム上の Horizon Client に対する制限をオンまたはオフにします。制限がオンになっているクライアント プラットフォームの場合は、以下の表の説明どおりに設定します。
注: 設定するときは次の指針を使用してください。
- クライアント バージョンを指定する場合、バージョンを内部バージョン番号に対応する x.x.x の形式で入力する必要があります。Horizon Client 2006 以降の内部バージョン番号を見つけるには、その Horizon Client のアプリケーション情報を表示するクライアント メニューからコマンドを選択します。
- [クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] に指定するクライアント バージョンは、[クライアント バージョンからの接続をブロック] に指定するものと異なっている必要があります。特定のクライアント バージョンを構成して、警告メッセージを表示するか、セッションへの接続をブロックすることができます。両方を実行するように同じクライアント バージョンを構成することはできません。
表 1. Horizon Client に対するグローバル クライアント制限の設定 クライアント プラットフォーム 説明 [Windows] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[Linux] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[Mac] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[iOS] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[Android] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[UWP] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[Chrome] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[クライアント バージョンから接続しているユーザーに警告する] 設定に、接続時にユーザーに警告を表示するクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[HTML Access] [クライアント バージョンからの接続をブロック] 設定には、次のいずれかのオプションを選択します。 - [次のバージョンより前]:クライアント バージョンを指定します。このバージョンより前のクライアントはすべてブロックされます。
- [次のバージョンと等しい]:接続時にユーザーをブロックするクライアント バージョンを入力します。複数のバージョンを指定する場合は、カンマで区切ります。
[追加のクライアントをブロック] このオプションを選択すると、制限されていない Horizon Client プラットフォーム以外のすべてのクライアント タイプでデスクトップまたは公開アプリケーションの起動がブロックされます。 [ブロックされたメッセージ] ブロックされた Horizon Client バージョンで接続を試みたユーザーに表示するメッセージを入力します。メッセージは 1,024 文字以下にする必要があります。 [警告メッセージ] 指定された Horizon Client バージョンを使用して接続したユーザーに表示する警告メッセージを入力します。メッセージは 1,024 文字以下にする必要があります。
たとえば、この警告メッセージを使用して、指定した Horizon Client バージョンが今後制限されることをユーザーに通知し、新しいクライアント バージョンへのアップグレードを推奨できます。
- [保存] をクリックして、変更を保存します。