環境に複数の Connection Server が存在する場合は、Connection Server を並行してアップグレードすることで、ダウンタイムを短縮できます。
複数の Connection Server の並行アップグレードを行う前に、次の前提条件を確認する必要があります。
- Horizon LDAP レプリケーションに問題がないことを確認します。複数の Connection Server を並行して正常にアップグレードするには、Connection Server クラスタ内のローカル Horizon LDAP インスタンスとグローバル Horizon LDAP インスタンスの状態が一致している必要があります。Horizon LDAP レプリケーションに問題がある場合、Connection Server インストーラはアップグレード プロセスをブロックします。
ローカル Horizon LDAP インスタンスは、最初の Connection Server のインストール中に作成され、Connection Server クラスタの構成データを保持します。これには Connection Server とレプリカサーバの情報が含まれます。このローカル Horizon LDAP インスタンスは、1 つのクラスタ内のすべての Connection Server 間で複製されます。
グローバル Horizon LDAP インスタンスは、クラウド ポッド アーキテクチャ 環境の設定時に作成され、クラスタまたはポッドのフェデレーションの構成データを保持します。このグローバル Horizon LDAP インスタンスは、フェデレーション内のすべての Connection Server 間でレプリケートされます。
ローカル Horizon LDAP インスタンスをレプリケートするときに問題が発生しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
repadmin.exe /showrepl localhost:389
クラウド ポッド アーキテクチャ 環境でグローバル Horizon LDAP インスタンスをレプリケートするときに問題が発生しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
repadmin.exe /showrepl localhost:22389
トラブルシューティングの詳細については、Connection Server のアップグレードとインストールで発生するエラーのトラブルシューティングを参照してください。
- 1 台の Connection Server をアップグレードして、Horizon LDAP レプリケーションに問題がないかどうかを確認します。アップグレード プロセスの途中で発生したエラーを解決したら、複数の Connection Server を並行してアップグレードできます。
- アップグレードの前に、Connection Server クラスタ内のすべての Horizon LDAP ノードを起動します。これにより、スキーマ マスター ノードがクラスタで利用可能になります。スキーマ マスター ノードがクラスタから削除されると、アップグレードが失敗します。スキーマ マスター ノードが削除された場合は、vdmadmin -X コマンドを使用して、現在のノードをスキーマ マスター ノードにすることができます。vdmadmin -X コマンドの詳細については、Horizon の管理で「X オプションを使用して LDAP エントリおよびスキーマの競合を検出して解決する」を参照してください。
- 3 つのポッドで同時にすべての l Connections Server をアップグレードできます。
ポッド内のすべての Connection Server を並行してアップグレードするには、次の手順を実行します。
- ポッド内のすべての Connection Server インスタンスをアップグレードします。レプリカ グループ内の Connection Server のアップグレードを参照してください。
注: Connection Server インストーラは最後のステップで通常よりも長く待機します。これは、すべてのサービスが起動するのを待機しているためです。