ノードとは、VMware Horizon の展開で仮想マシン デスクトップをホストする 1 台の VMware ESXi ホストです。

ESXi ホスト上でホストされる仮想マシン(デスクトップまたは RDS ホスト)の数を示す統合率を最大にすると、VMware Horizon のコスト効率が最大限に高まります。統合率は通常、ESXi ホストで使用可能な CPU、RAM、ストレージの量と、インフラストラクチャ コンポーネントに必要なオーバーヘッド リソースを計算する際に仮想マシンごとに必要なリソースの量によって決まります。サーバの選択には多くの要因が影響しますが、厳密に取得価格に関して最適化する場合は、処理能力、メモリ、ストレージが適切にバランスされたサーバ構成を探す必要があります。次のガイドラインを使用します。

  • 一般的なフレームワークとして、CPU コアあたり 8 から 10 の仮想デスクトップ数の点から見た計算容量を考慮します。各仮想マシンの CPU 要件の計算方法については、仮想マシン デスクトップの CPU 要件の見積もりを参照してください。
  • 仮想デスクトップの RAM とホストの RAM の観点からメモリ容量を考慮する必要があります。仮想マシンごとに必要な RAM の量を計算する方法については、仮想マシン デスクトップのメモリ要件の見積もりを参照してください。

    物理 RAM のコストは線形ではないこと、および場合によっては DIMM チップを使用しない小型のサーバを多数購入した方がコスト効率が良いことに注意してください。別の場合には、ラック密度、ストレージの接続性、管理性、およびその他の考慮事項により、展開のサーバ数を最小限に抑えた方が適切な選択となることもあります。

  • VMware Horizon では、View Storage Accelerator 機能はデフォルトでオンになっており、これによって ESXi ホストは、一般的な仮想マシンのディスク データをキャッシュできます。View Storage Accelerator を使用することで、多数の起動とウイルス対策スキャンの I/O ストームを管理する際のパフォーマンスが向上し、追加のストレージ I/O バンド幅の必要性が少なくなります。この機能では、ESXi ホスト毎に最大 32 GB の RAM が必要です。View Storage Accelerator の詳細については、Horizon のインストールドキュメントの「vCenter Server 用に View Storage Accelerator を構成する」を参照してください。
  • 最後に、クラスタの要件と、フェイルオーバーの要件がある場合はそれを考慮します。vSphere クラスタの高可用性要件を特定する方法については、vSphere クラスタを参照してください。

環境およびハードウェア構成のための適切な統合率を特定するには、パイロット運用などの実際の、実環境の状況の下でパフォーマンスを測定する方法に代わるものはありません。統合率は、使用パターンや環境要因によって大幅に異なる場合があります。vSphere での ESXi ホストの仕様については、『VMware vSphere 構成の上限』ドキュメントを参照してください。