VMware Horizon デスクトップ レコーディング機能を使用するには、マシンにデスクトップ レコーディング サーバ コンポーネントをインストールして、保存と再生のため、セッションに関する情報と未加工のレコーディング データを収集します。

デスクトップ レコーディング サーバ コンポーネントは、次のものから構成されています。
  • セッション情報の保存と構成に使用するデータベース
  • レコーディングを保存するための Windows NTFS フォルダ
  • レコーディング データの収集、管理、再生を行う Web サービス

デスクトップ レコーディング サーバはスタンドアロン セットアップとして展開できます。その場合、インストール ディレクトリに local.db として存在するローカル SQLite データベースとローカルの NTFS フォルダを使用するマシンにサーバがインストールされます。

また、ロード バランサの背後にある複数のサーバを使用し、Microsoft SQL または PostgreSQL データベースを使用する高可用性環境にデスクトップ レコーディング サーバを展開し、すべてのサーバ上の共有 NTFS フォルダをレコーディング データの保存用に使用することもできます。L4 負荷分散で構成されたロード バランサがサポートされます。

前提条件

サーバ リソースの最小要件(2,000 のアクティブなレコーディングをサポートするために必要)
リソース 最小値
CPU 4 つの vCPU
メモリ 8 GB
空きディスク容量 20 GB
注: これは、ユーザーがセッションで実行するアプリケーションのタイプとフレーム変更率によって異なります。使用量を監視し、必要に応じてディスク容量を追加する必要があります。
その他の要件
  • デスクトップ レコーディング サーバは .Net Core で構築されています。グループ抽出を使用する場合は、ドメインのメンバーである 64 ビットの Windows サーバ オペレーティング システムが必要です。サーバ オペレーティング システムは、Windows Server 2016 以降(64 ビット)である必要があります。
  • 以前のバージョンの Horizon デスクトップ レコーディングがインストールされている場合、このインストールを実行できません。

手順

  1. デスクトップ レコーディング サーバをインストールするには、HorizonDesktopRecordingServer.exe ファイルをダウンロードして、サーバのローカル フォルダにコピーします。
  2. インストーラを実行し、画面の指示に従います。
    デフォルトの認証情報は次のとおりです。

    ユーザー名/パスワード:administrator/Recording123

    このサーバは、 https://<localservername>:9443 で使用できます。
  3. デスクトップ レコーディング サーバをアンインストールするには、[プログラムの追加と削除] (appwiz.cpl) を使用して、デスクトップ レコーディング サーバのバイナリと次のコンポーネントを手動で削除します。
    • installation directory のローカル データベース ファイル(local.db)。
    • C:\programdata\VMware\Horizon Desktop Recording のログ
    • installation directory\Recordings にあるローカルのレコーディング
  4. インストールをリセットするには:
    1. デスクトップ レコーディング サービスを停止します。
    2. インストール ディレクトリから レコーディング フォルダを削除します。
    3. インストール ディレクトリから servicesettings.json ファイルと local.db ファイルを削除します。
    4. デスクトップ レコーディング サービスを開始します。
      servicesettings.json ファイルと local.db ファイルが新しく作成されます。
  5. レコーディング サーバの Active Directory アカウントのみがフォルダにアクセスして、レコーディングを追加、変更、削除できるように、レコーディング フォルダの権限を手動で設定します。