エージェント システム上の \\HKLM\SOFTWARE\VMware Inc.\VMware Blast\Config にある Windows レジストリ設定を使用して、カーソル イベント処理を最適化できます。
エージェント マシン上のこれらの Windows レジストリ設定を使用すると、マウス カーソル ワープを構成して、マウス移動イベントを一体化し、低遅延のチャネルを使用できます。
Windows でマウス カーソル ワープを有効にするには、[ポインターを自動的に既定のボタン上に移動する] オプションを有効にします。これで、CursorWarpingEnabled
レジストリ キーが有効になっているときに、VMware Horizon が Windows のカーソル ワープを検出できるようになります。
設定 | Type | 説明 |
---|---|---|
CursorWarpingEnabled | REG_SZ | マウス カーソル ワープの検出を有効または無効にします。値は 1 または 0 です。デフォルト値は 0(無効)です。これは、カーソル ワープを必要としないユーザーの大半にとって、カーソル ワープの検出に使用される方法はパフォーマンス上のデメリットが若干あるためです。カーソル ワープを有効にするには、値を 1 に設定します。 |
CursorWarpingMaxDelayMsec | REG_SZ | この設定は、マウス カーソル ワープの検出を調整します。これは、エージェント側のマウス動作がカーソル ワープであることをテストするユーザーの最後のマウス操作以降の最大遅延を表します。値を大きくすると、ワープ検出の精度が向上し、エージェントとクライアントの間で発生するマウス動作の競合を防ぐことができます。値を小さくすると、Zoom または Microsoft Teams と画面を共有中にリモート ユーザーが行ったマウス操作など、Horizon Client 以外で開始したマウス動作の検出速度が向上します。デフォルト値は 1000 です。250 以上の任意の値に設定します。 |
CursorWarpingSimulateUserInput | REG_SZ | この設定は、Microsoft Teams または Zoom の画面共有機能など、カーソル ワープをサポートしないアプリケーションの制限を回避します。値は 1 または 0 です。デフォルト値は 0 (無効)です。1(有効)に設定した場合、Horizon Agent が、Horizon Client ではなく Horizon Agent から開始された急なマウス操作などのマウス カーソル ワープを検出すると、このマウスの動作を Horizon Client から開始したようにシミュレートします。これは、ユーザーが Microsoft Teams または Zoom を使用して Horizon Agent デスクトップの画面を共有していて、画面を共有しているユーザーにカーソル ワープを表示した場合に便利です。 |
MouseMoveEventsCoalescingEnabled | REG_SZ | マウス移動イベントの一体化を有効にするかどうかを指定します。値は 1 または 0 です。デフォルト値は 1 (true) です。 |
ReflectCursorPositionEnabled | REG_SZ | カーソル更新に低遅延チャネルを使用するかどうかを指定します。値は 1 または 0 です。デフォルト値は 1 (true) です。 |
クライアント マシンでのカーソル イベント処理を設定することもできます。この機能を有効にするには、クライアントとエージェントの両方の設定が一致している必要があります。クライアント側の設定については、『Horizon Client for Windows ガイド』、『Horizon Client for Mac ガイド』、および『Horizon Client for Linux ガイド』を参照してください。
また、カーソル ワープのグループ ポリシー設定を使用することもできます。VMware Blast ポリシー設定を参照してください。