RDS ホストで接続デバイス数によるライセンス モードが設定されている場合、Windows クライアント デバイスは、RDS ホスト上の公開デスクトップまたはアプリケーションに接続したときに RDS CAL(接続デバイス数によるクライアント アクセス ライセンス)を受け取ります。
デフォルトでは、CAL はクライアント デバイスでのみ保存されます。
注: CAL(接続デバイス数)の保存は、Windows クライアントでのみサポートされます。Windows ゼロ クライアントと Windows 以外のクライアントでは、この機能を使用できません。この機能をサポートしていないクライアントの場合は、Connection Server ホストにのみ CAL が保存されます。
CAL を保存すると、RDS 環境で CAL を効率的に使用し、次の問題を回避できます。
- 複数のライセンス サーバがデプロイされている環境で、ユーザーがクライアント デバイスから、異なるライセンス サーバを使用する別々の RDS ホストに接続する複数のセッションを実行した場合、それぞれのライセンス サーバが同じクライアント デバイスに対して別々の RDS CAL(接続デバイス数)を発行する可能性があります。
クラウド ポッド アーキテクチャ 環境に関する考慮事項
標準的な クラウド ポッド アーキテクチャ 環境は、複数のポッドから構成されています。各ポッドは異なる License Server を参照できます。また、1 台のクライアント デバイスで、ポッド フェデレーション内にある別のポッドの公開デスクトップとアプリケーションも使用できます。
クライアント デバイスにライセンスがある場合、そのライセンスが常に提示されます。クライアント デバイスにライセンスがない場合、公開デスクトップまたはアプリケーションが含まれる任意のポッドで見つかった最新のライセンスが使用されます。起動に関連するどのポッドでもライセンスが見つからない場合、クライアント デバイスの ID が License Server に提示され、ライセンスが発行されます。
注:
RDS ライセンスの処理が最適に行われるように、最新の Windows クライアントとサーバ ソフトウェアにアップグレードすることをおすすめします。