VMware AirWatch 9.1 以降では、AirWatch Cloud Connector (ACC) が VMware Enterprise Systems Connector と呼ばれる新しいインストーラのコンポーネントとして含まれています。このインストーラは、Workspace ONE、AirWatch、および ID の統合コネクタ パッケージとして機能します。ACC と VMware Identity Manager Connector の 2 つのコンポーネントで構成されます。
インストール プロセス時に、インストールするコンポーネントを選択できます。
両方のコンポーネントのインストールが推奨されるシナリオについては、インストールするコンポーネントの決定を参照してください。
AirWatch Cloud Connector コンポーネント
AirWatch Cloud Connector (ACC) を使用すると、組織は AirWatch と自社のバックエンド エンタープライズ システムを統合することができます。
ACC は内部ネットワークで実行され、要求を AirWatch から組織の重要なエンタープライズ インフラストラクチャ コンポーネントに安全に送信するプロキシとして機能します。これにより、組織は任意の構成で実行している AirWatch Mobile Device Management (MDM) のメリットを既存の LDAP、認証局、E メール、その他の内部システムとともに利用できるようになります。Enterprise Systems Connector アーキテクチャの概要も参照してください。
ACC は次の内部コンポーネントと連携します。
E メール リレー (SMTP)
ディレクトリ サービス (LDAP/Active Directory)
Email Management Exchange 2010 (PowerShell)
BlackBerry Enterprise Server (BES)
Lotus Domino Web Service (HTTPS)
Syslog(イベント ログ データ)
次のコンポーネントは、個別で使用可能な PKI 統合アドオンを購入した場合にのみ使用できます。
Microsoft Certificate Services (PKI)
Simple Certificate Enrollment Protocol (SCEP PKI)
サードパーティの証明書サービス(オンプレミスのみ)
VMware Identity Manager Connector コンポーネント
VMware Identity Manager Connector では、ディレクトリ統合、ユーザー認証、および Horizon View などのリソースとの統合が提供されます。
VMware Identity Manager Connector コンポーネントを使用すると、次の追加機能が環境に提供されます。
パスワード、RSA Adaptive Authentication、RSA SecurID、Radius などの VMware Identity Manager Connector ベースの認証方法
内部ユーザー用の Kerberos 認証
次のリソースとの統合:
Horizon View デスクトップ プールおよびアプリケーション プール
Citrix 公開リソース
VMware Horizon® Cloud Service™ with Hosted and On-Premises Infrastructure(クラウド ホスト型およびオンプレミス型)
はじめに
オンプレミス展開の場合、このガイドを続行する前に、『AirWatch Cloud Messaging Service (AWCM) Guide』を確認し、記載されている手順を実行しておく必要があります。
オンプレミス型の場合、AWCM が正しくインストールされており、実行中で、AirWatch とエラーなしで通信していることを確認します。