すべての要件を満たす Windows サーバ上で Enterprise Systems Connector インストーラを実行します。

このタスクについて

インストーラには、AirWatch Cloud Connector と VMware Identity Manager Connector のコンポーネントが含まれています。1 つまたは両方のコンポーネントをインストールできます。初期インストール後に、インストーラを再度実行して、機能を変更したり、インストールを更新したりできます。

前提条件

次の前提条件は、AirWatch Cloud Connector (ACC) コンポーネントに適用されます。

  • 開始する前に、オンプレミス ユーザーは https://{url}:port/awcm/status を参照して、Enterprise Systems Connector がインストールされているサーバが AWCM に接続できることを確認します。ここで、{url} は AirWatch 環境の URL で、port は接続する AWCM に対して構成した外部ポートです。AWCM のステータスに SSL エラーがないことを確認する必要があります。エラーがある場合は続行する前にエラーを解決してください。解決しないと ACC が適切に機能しません。

  • SaaS ユーザーは、https://awcmXXX.awmdm.com/awcm/status に接続して、Enterprise Systems Connector をインストールしているサーバが AWCM に接続できることを確認する必要があります。XXX を環境の URL で使用されているものと同じ番号に置き換えます。たとえば、cn100 の場合は「100」に置き換えます。AWCM のステータスに SSL エラーがないことを確認する必要があります。エラーがある場合は続行する前にエラーを解決してください。解決しないと ACC が適切に機能しません。

次の前提条件は VMware Identity Manager Connector コンポーネントに適用されます。

  • ポート 80 および 8443 は、Windows サーバで使用可能である必要があります。これらのポートがその他のサービスで使用されている場合、VMware Identity Manager Connector コンポーネントをインストールできません。

  • 次の場合、Windows サーバはドメインに参加する必要があり、管理者グループに属するドメイン ユーザーとして Windows サーバに VMware Identity Manager Connector コンポーネントをインストールする必要があります。

    • Active Directory(統合 Windows 認証)に接続する場合

    • Kerberos 認証を使用する場合

    • Horizon View を VMware Identity Manager と統合し、[ディレクトリ同期を実行] オプションまたは [5.x 接続サーバの構成] オプションを使用する場合

    これらの場合、インストール時にドメイン ユーザーとして IDM コネクタ サービスも実行する必要があります。

  • インストール時に、インストーラでドメインとユーザーを参照し、検証できるようにするには、次の要件を満たす必要があります。

    • ターゲット システムは、ドメインに参加している必要があります。

    • Computer Browser サービスが有効で、実行中である必要があります。

    • Computer Browser サービス以外に対してファイアウォールを構成する必要があります。

    • TCP/IP を介した NetBIOS がターゲット システムで有効になっている必要があります。

    • マスター ブラウザ システムがネットワークで構成されている必要があります。

    • ブロードキャスト トラフィックがネットワーク上で有効になっている必要があります。

  • VMware Identity Manager Connector をインストールするディレクトリ パスに空白が含まれていると、インストールが失敗します。たとえば「C:\Program Files」へのインストールは失敗しますが、「C:\VMware」へのインストールは成功します。

手順

  1. インストーラをダブルクリックします。
  2. ようこそ画面で、次へ をクリックします。

    インストーラは、サーバ上の前提条件を確認します。.NET Framework がインストールされていない場合はインストールし、サーバを再起動するように求められます。再起動した後に Enterprise Systems Connector インストーラを再度実行し、インストール プロセスを再開します。

    前のバージョンがインストールされている場合、それがインストーラで自動検出され、最新バージョンにアップグレードするためのオプションが提供されます。ACC の更新の詳細については、 ACC の更新を参照してください。VMware Identity Manager コネクタのアップグレードの詳細については、VMware Identity Manager コネクタのアップグレードを参照してください。

  3. 使用許諾契約に同意し、次へ をクリックします。
  4. [カスタム セットアップ] ページで、インストールするコンポーネントを選択します。

    デフォルトで、AirWatch Cloud Connector と VMware Identity Manager Connector の両方が選択されています。コンポーネントを選択解除するには、展開矢印をクリックし、この機能は使用できなくなります を選択します。

    コンポーネントの詳細については、インストールするコンポーネントの決定を参照してください。



    カスタム セットアップ


  5. 必要に応じて 変更... を選択してインストール ディレクトリを変更し、次へ をクリックします。
    注:

    インストール ディレクトリのパスに空白が含まれていると、インストールが失敗します。たとえば「C:\Program Files」へのインストールは失敗しますが、「C:\VMware」へのインストールは成功します。

    VMware Identity Manager Connector コンポーネントには、Java Runtime Environment (JRE™) が必要です。Windows サーバに JRE がインストールされていない場合、または JRE のバージョンがインストーラに含まれているものよりも前の場合は、JRE をインストールするように求められます。必要な JRE バージョンのインストール時に、既存のバージョンは削除されないことに注意してください。

  6. 移動先フォルダを確認し、次へ をクリックします。
  7. AirWatch の [システム設定] ページで入力した ACC 証明書のパスワードを入力して、次へ をクリックします。


    ACC のパスワード


  8. アウトバウンド プロキシを介して ACC トラフィックをプロキシする場合、チェック ボックスを選択し、プロキシ サーバ情報を指定します。

    必要に応じて、ユーザー名とパスワードを入力します。

    注:

    このページでの設定は ACC にのみ適用されます。VMware Identity Manager Connector のプロキシ サーバ情報は、後で個別に入力されます。



    ACC プロキシ


  9. 次へ をクリックします。
  10. VMware Identity Manager Connector のみ)[IDM コネクタの構成] ページで、次の情報を入力してから、次へ をクリックします。

    オプション

    説明

    IDM コネクタのポート

    VMware Identity Manager Connector を 443 以外のポートで実行する場合は、ポート番号を入力します。

    独自の SSL 証明書を使用しますか。

    デフォルトで、自己署名証明書はインストール プロセスで VMware Identity Manager Connector に対して生成されます。https://vidmConnectorHostname:8443/cfg/login のコネクタの管理ページにログインし、[証明書のインストール] ページに移動して、後で署名証明書をインストールできます。

    すでに証明書があり、それを今すぐインストールする場合、チェック ボックスを選択してから、証明書を選択し、証明書のパスワードを入力します。証明書は PFX 形式である必要があります。

    HTTPS プロキシを使用していますか。

    必要に応じて、アウトバウンド通信用の HTTPS プロキシ サーバの構成を選択します。

    HTTPS プロキシ:プロキシ サーバの URL。

    プロキシ ポート:HTTPS プロキシ サーバのポート。

    非プロキシ ホスト:プロキシ サーバを経由せずに VMware Identity Manager Connector がアクセスできるホスト。たとえば、localhost または同じサブネット上のホストです。



    vidm の構成


  11. VMware Identity Manager Connector のみ)[VMware IDM コネクタのアクティベーション] ページで、今すぐコネクタをアクティブ化する場合はチェック ボックスを選択します。

    オプション

    説明

    アクティベーション コード

    VMware Identity Manager が、インストーラをダウンロードした AirWatch 組織グループで構成されている場合、このフィールドには、アクティベーション コードが事前入力されます。

    フィールドに事前入力されていない場合、VMware Identity Manager の管理コンソールでアクティベーション コードを生成してコピーし、ここに貼り付けます。詳細については、VMware Identity Manager Connector のアクティベーション コードを生成するを参照してください。

    管理者パスワード

    コネクタの管理ページのパスワードを作成します。これらのページにアクセスして、ログ ファイル バンドルを収集し、証明書をアップロードできます。

    パスワードの確認

    パスワードを再度入力します。

    VMware Identity Manager Connector を今すぐアクティブ化しない場合、後で https://vidmConnectorHostname:8443 でアクティブ化できます。たとえば、https://myconnector.example.com:8443 です。



    VIDM コネクタのアクティブ化


  12. 次へ をクリックします。
  13. VMware Identity Manager Connectorのみ)[IDM コネクタ サービスのアカウント] ページで、Windows ドメイン ユーザーとして IDM コネクタ サービスを実行する場合はチェック ボックスを選択します。

    次の場合にドメイン ユーザーとしてサービスを実行する必要があります。

    • Active Directory(統合 Windows 認証)に接続する場合

    • Kerberos 認証を使用する場合

    • Horizon View を VMware Identity Manager と統合し、[ディレクトリ同期を実行] オプションまたは [5.x 接続サーバの構成] オプションを使用する場合



    ドメイン ユーザーとして実行


    注:

    このページで選択を行うには、Windows サーバで管理者グループに属するドメイン ユーザーとしてインストーラを実行している必要があります。

    注:

    参照 をクリックしてもドメインまたはユーザーを検索できない場合は、前提条件を満たしていることを確認します。

  14. 次へ をクリックします。
  15. インストール をクリックして、インストールを開始します。

    インストーラには、ACC を自動更新するためのチェック ボックスが表示されます。自動更新の詳細については、ACC 自動更新オプションを参照してください。

  16. 終了 をクリックします。