フェイルオーバーまたは高可用性の目的でクラスタ内に複数のVMware Identity Manager仮想アプライアンスを展開している場合、一度に 1 つずつノードをアップグレードすることができます。アップグレードのタイミングは、アップグレード中に発生するダウンタイムを考慮して計画してください。
手順
- データベースと VMware Identity Managerノードのスナップショットを取得します。
- 1 つを残してすべてのノードをロード バランサから削除します。
- ロード バランサに接続されているノードをアップグレードします。
- ノードをアップグレードした後、ロード バランサに接続したままにしておきます。
これによって、他のノードのアップグレード中でも VMware Identity Managerサービスが利用可能になります。
- 他のノードを一度に 1 つずつアップグレードします。
- アップグレードされたノードでは、RabbitMQ がクラスタ モードで実行されていないことを確認します。
2.9.1 以降のリリースでは、RabbitMQ クラスタリングが無効になりました。
アップグレードしたノードごとに以下のコマンドを実行します。
- アップグレードしたノードにログインします。
- 次のコマンドを入力します。
rabbitmqctl cluster_status
このコマンドによって、次のようなステータスが返されます。
sva-1:~ # rabbitmqctl cluster_status
Cluster status of node 'rabbitmq@sva-1' ...
[{nodes,[{disc,['rabbitmq@sva-1']}]},
{running_nodes,['rabbitmq@sva-1']},
{cluster_name,<<"[email protected]">>},
{partitions,[]},
{alarms,[{'rabbitmq@sva-1',[]}]}]
- ステータスに rabbitmqctl cluster_status コマンドを実行したものとは別のノードへの参照が含まれている場合は、次のコマンドを実行します。
RabbitMQ を停止します。
rabbitmqctl stop_app
RabbitMQ をリセットします。
rabbitmqctl force_reset
RabbitMQ を開始します。
rabbitmqctl start_app
- ノードがすべてアップグレードされたら、ロード バランサに再度追加します。