VMware Integrated OpenStack 4.0 にアップグレードするには、まず最新の OVA を使用して新しいインスタンスをデプロイします。新しいデプロイを使用して NFS サーバをセットアップし、以前の管理サーバ インスタンスを新しいインスタンスにバックアップします。
手順
- VMware Integrated OpenStack 4.0 インスタンスをデプロイします。
詳細な手順については、『
VMware Integrated OpenStack インストールおよび構成ガイド』の「
Integrated OpenStack のインストール」を参照してください。
- 新しい VMware Integrated OpenStack 管理サーバで NFS サーバをセットアップし、以前のインスタンスの SSH キーをコピーします。
- SSH を介して新しい VMware Integrated OpenStack 管理サーバにログインします。
- 次のコマンドを実行して、以前の VMware Integrated OpenStack 管理サーバのバックアップを保存するために NFS サーバが使用するディレクトリを作成します。
sudo viocli upgrade prepare 3.1_oms_ip /folder_for_nfs_server
例:
sudo viocli upgrade prepare 192.168.100.101 /data
- viouser アカウントのパスワードを入力して、操作が終了するまで待機します。
- 操作が終了したら、コンソール ウィンドウを開いたままにします。
- 新しいインスタンスに設定された NFS サーバを使用して、VMware Integrated OpenStack 管理サーバのデータをバックアップします。
- 別のセッションを開いて、SSH を介して以前の VMware Integrated OpenStack 3.1 管理サーバにログインします。
- 以前の VMware Integrated OpenStack 管理サーバのデータを新しい管理サーバにバックアップします。
オプションの
verbose
パラメータを使用することもできます。
sudo viocli backup mgmt_server 4.0_oms_ip:/folder_for_nfs_server
例:
sudo viocli backup mgmt_server 192.168.100.102:/data –-verbose
- 以前の VMware Integrated OpenStack 管理サーバから新しい管理サーバにバックアップ済みのデータを移行します。
- 新しい VMware Integrated OpenStack 管理サーバに接続されているコンソールに戻ります。
- NFS サーバで使用するために作成されたフォルダの内容を一覧表示します。
-
vio_ms_
で始まるディレクトリの名前をコピーします。
- 前の手順のフォルダ名、新しいサーバの IP アドレス、および NSF サーバのフォルダを使用して、新しいインスタンスを再設定します。
オプションの
verbose
パラメータを使用することもできます。
sudo viocli upgrade mgmt_server folder_containing_backup4.0_oms_ip:/folder_for_nfs_server
例:
sudo viocli upgrade mgmt_server vio_ms_20170918093000 192.168.100.102:/data --verbose
結果
これで、
VMware Integrated OpenStack 管理サーバがアップグレードされました。
次のタスク
新しい VMware Integrated OpenStack vApp のインストールとプロビジョニングを実行できます。