アップグレードの手順には、既存の IP アドレス構成に加えて、いくつかの IP アドレスが一時的に必要です。 vSphere は、この必要な IP アドレス範囲を追加するツールを提供します。

IP アドレスを追加する必要がある場合は、追加する理由にかかわらずこの手順を使用できます。 アップグレード手順で IP アドレスを追加しないと、必要な IP アドレスの特定の数値が適用されない可能性があります。

手順

  1. vSphere Web Client で、[ホーム] > [インベントリ] を選択し、VMware Integrated OpenStack アイコンをクリックします。
  2. [管理] タブ、[ネットワーク] タブの順にクリックします。
    [ネットワーク] タブには、管理および API ネットワーク構成(その IP アドレス範囲を含む)がリストされます。
  3. 管理ネットワークで利用可能な IP アドレスを拡張します。
    1. リストの管理ネットワークの名前を右クリックし、[IP アドレス範囲を追加] を選択します。
    2. [IP アドレス範囲を追加] ダイアログ ボックスで、新しい IP アドレス範囲を指定します。
      注: : アップグレード プロセスでアドレスを追加する場合、新しい IP 範囲は、既存の管理ネットワークに構成されている IP アドレスの数と一致する必要があります。 たとえば、典型的な VMware Integrated OpenStack デプロイでは、管理ネットワークに最小で 11 個の IP アドレスの範囲が必要です。
    3. [OK] をクリックします。
  4. 外部ネットワークで利用可能な IP アドレスを拡張します。
    1. リストの API ネットワークの名前を右クリックし、[IP アドレス範囲を追加] を選択します。
    2. [IP アドレス範囲を追加] ダイアログ ボックスで、新しい IP アドレス範囲を指定します。
      注: : アップグレード プロセスでアドレスを追加する場合、新しい IP 範囲は、既存の API ネットワークに構成されている IP アドレスの数と一致する必要があります。 たとえば、標準的な VMware Integrated OpenStack デプロイでは、バージョン 3.0 以前の場合は API ネットワークに最小で 2 個の IP アドレスの範囲が必要で、バージョン 3.1 以降の場合は最小で 3 個の IP アドレスの範囲が必要です。
    3. [OK] をクリックします。

次のタスク

アップグレード プロセスで IP アドレスを追加したら、アップグレード パッチを取得してインストールできます。