VMware Integrated OpenStack 3.1 以降では、ネットワークの物理機能を VMware の DirectPath I/O テクノロジーと組み合わせて使用する OpenStack インスタンスを作成できます。

DirectPath I/O パススルー機能を使用するには、適切なフレーバーを使用します。フレーバーのメタデータ パラメータを変更して、インスタンスを作成します。

前提条件

DirectPath パススルー デバイスを構成する前に、使用環境内で次の設定を実行してください。
  • vSphere で DirectPath I/O を有効にします。VMware vSphere 6.5 ドキュメントの「DirectPath I/O」の章を参照してください。

手順

  1. OpenStack 管理サーバにログインします。
  2. custom.yml ファイルが存在しない場合は、作成します。
    sudo mkdir -p /opt/vmware/vio/custom
         sudo cp /var/lib/vio/ansible/custom/custom.yml.sample 
         /opt/vmware/vio/custom/custom.yml
  3. テキスト エディタで /opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを開きます。
  4. 構成に従って custom.yml ファイルを編集し、VIO カスタマイズを使用して PCI エイリアスを作成します。
    1. nova_pci_alias 値を編集して device_typevendor_id、および product_id に基づいて PCI エイリアスを作成し、エイリアスに次のような名前を付けます。
      nova_pci_alias: [{"device_type": "type-VF", "name": "sriov"}, {"vendor_id":"15b3", "product_id":"1013", "device_type": "type-PF", "name":"fpt"}]
    2. custom.yml ファイルを保存します。
  5. 新しい構成を VMware Integrated OpenStack デプロイにプッシュします。
    構成を更新すると、OpenStack サービスが一時的に中断されます。
    viocli deployment configure --tags nova_api_config

次のタスク

SR-IOV を有効にするためのフレーバー メタデータの変更