データの損失を防ぐために、ベスト プラクティスとして、OpenStack のブロック ストレージ (Cinder) コンポーネント用にバックアップ サービスを構成することが推奨されます。ネットワーク ファイル システム (NFS)、または、別の OpenStack サービスである Object Storage (Swift) サービスのいずれかにボリュームをバックアップするように Cinder を構成できます。
VMware Integrated OpenStack 4.0 デプロイに含まれる OpenStack Debian パッケージをインストールして、バックアップ サービスを構成します。
この手順では、2 つのコントローラを使用します。ここでは、controller01 および controller02 と呼びます。
前提条件
VMware Integrated OpenStack 4.0 デプロイがインストールされ実行中であることを確認します。
Swift サービスのバックアップ構成:
- Swift コンポーネントが VMware Integrated OpenStack4.0 デプロイの一部としてインストールされていることを確認します。VMware Integrated OpenStack インストールおよび構成ガイドを参照してください。
- Swift コンポーネントが、別の OpenStack サービスである ID サービス コンポーネント (Keystone) に登録されていることを確認します。この登録は、Keystone のデフォルト構成に含まれます。Keystone は VMware Integrated OpenStack4.0 デプロイの一部としてインストールされます。
NFS 共有のバックアップ構成:
バックアップ済みデータの保存専用の NFS 共有フォルダを作成します。
NFS 共有フォルダの所有者に、コントローラ ノードの Cinder と同じ UID があることを確認します。デフォルトの Cinder UID は 107 です。この値は、導入環境によって異なる場合があります。
手順
次のタスク
Cinder のバックアップ構成が正しく機能することを確認します。Cinder バックアップ サービスの実行および運用状況の確認を参照してください。