コマンドラインを使用して、OpenStack デプロイをバックアップできます。

重要: この手順で作成した一時構成ファイルには、 vCenter Server 認証情報がプレーンテキストで含まれています。セキュリティ上の理由から、このファイルはバックアップの終了後に削除します。

次のアイテムがバックアップされます。

  • OpenStack コンポーネントの設定
  • OpenStack 制御プレーン データベース
  • デプロイのシークレット

Cinder のバックアップの詳細については、Cinder 向けのバックアップ サービスの設定を参照してください。

前提条件

vCenter Server インスタンスにコンテンツ ライブラリを作成します。コンテンツ ライブラリの詳細については、コンテンツ ライブラリの使用を参照してください。

手順

  1. Integrated OpenStack Managerroot ユーザーとしてログインします。
    ssh root@mgmt-server-ip
  2. テキスト エディタで、バックアップ用の構成ファイルを YAML 形式で作成します。

    次のテンプレートを使用します。

    ---
    name: backup-name 
    description: backup-description
    target:
       kind: contentLibrary
       contentLibrary:
          name: content-library-name
          hostname: vcserver-fqdn
          username: vcserver-admin
          password: vcserver-password
    オプション 説明

    backup-name

    バックアップの名前を入力します。英数字の文字列には、特殊文字 (-) と (_) を含めることができます。

    backup-description

    バックアップの説明を入力します。

    content-library-name

    バックアップを保存するためのコンテンツ ライブラリの名前を入力します。

    vcserver-fqdn

    コンテンツ ライブラリを含む vCenter Server インスタンスの FQDN を入力します。

    vcserver-admin

    vCenter Server 管理者のユーザー名を入力します。

    vcserver-password

    指定した vCenter Server 管理者のパスワードを入力します。

  3. 構成ファイルを使用してバックアップを作成します。
    viocli create backup -f <configuration-file>

結果

デプロイのバックアップが、バックアップ構成ファイルで指定したコンテンツ ライブラリに保存されます。