VMware Integrated OpenStack 7.2 を使用しない場合は、パッチを削除して前のバージョンに戻すことができます。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack 7.2 パッチを削除します。
    viocli patch delete -p <VIO_7.2.0.0_patch_name>
  2. (オプション) 既存の VMware Integrated OpenStack デプロイに複数のパッチがある場合は、手順 1 の最新のパッチを削除すると、前のバージョンのパッチに戻すプロセスがトリガされます。前のバージョンのパッチのステータスを確認するには、次のコマンドを実行します。
    viocli patch list

    前のバージョンのパッチに正常に戻った場合、デプロイの状態は APPLIED(適用済み)と表示され、適用の進行状況は 100% と表示されます。

    パッチが適用されている場合は、デプロイ ステータスを確認します。

    viocli get deployment
    デプロイが安定している場合、パッチの状態は RUNNING(実行中)と表示されます。パッチの状態は RUNNING(実行中)のままになります。これは、すべての OpenStack サービスが前のバージョンの VMware Integrated OpenStack にロールバックされたことを示しています。
  3. VMware Integrated OpenStack 7.2 からバージョン 7.0.1 に戻している場合、コア サービス vio-lcm を以下のように手動でロールバックする必要があります。
    helm repo update
    helm upgrade --install vio-lcm vio/vio-lcm-controllers --wait --force --timeout=1800 --namespace=openstack --version=7.0.1+17200834 --values=/vio/config/input/vio-lcm-cntl-values.yml
  4. VMware Integrated OpenStack 7.2 からバージョン 7.1 に戻している場合、コア サービス vio-lcm を以下のように手動でロールバックする必要があります。
    helm repo update
    helm upgrade --install vio-lcm vio/vio-lcm-controllers --wait --force --timeout=1800 --namespace=openstack --version=7.1.0+17987093 --values=/vio/config/input/vio-lcm-cntl-values.yml
  5. VMware Integrated OpenStack 7.2 からバージョン 7.0 に戻している場合、コア サービス vio-operatorvio-apinginx-ingress、および vio-lcm を以下のように手動でロールバックする必要があります。
    helm repo update
    helm upgrade --install vio-operator vio/vio-operator --version=1.0.0 --values /vio/config/input/vio-api-cntl-values.yml
    
    helm upgrade --install vio-api vio/vio-api --version=1.0.0 --values /vio/config/input/vio-api-cntl-values.yml
    helm upgrade --install vio-ingress-cntl vio/nginx-ingress --version=1.6.0 --values /vio/config/input/mgmt-ingress-cntl-values.yml
    
    helm upgrade --install vio-lcm vio/vio-lcm-controllers --wait --force --timeout=1800 --namespace=openstack --version=7.0.0+16220932 --values=/vio/config/input/vio-lcm-cntl-values.yml
    注: エラーが発生する場合は、追跡のためにサポート バンドルを保持します。