VMware Integrated OpenStack のアップグレード

VMware Integrated OpenStack 7.2 へのアップグレード パスは、移行元のバージョンによって異なります。

VMware Integrated OpenStack 6.0 から VMware Integrated OpenStack 7.2 にアップグレードするには、次の手順に従ってVMware Integrated OpenStack 6.x の 7.2 へのアップグレードを行います。

VMware Integrated OpenStack 7.2 にアップグレードするには、VMware Integrated OpenStack 7.2 OVA に対してVMware Integrated OpenStack 7.2 パッチの適用の手順に従います。

アップグレードを開始する前に、環境が VMware Integrated OpenStack 7.2 の要件を満たしていることを確認します。VMware Integrated OpenStack のハードウェア要件とVMware Integrated OpenStack のソフトウェア要件を参照してください。

Ceilometer を有効にしている場合は、ESXi ホストの CPU が Advanced Vector Extensions (AVX) をサポートしていることを確認します。AVX がサポートされていない場合は、アップグレードの前に Ceilometer を無効にします。

新しい VMware Integrated OpenStack 7.2 デプロイと、以前のバージョンからアップグレードされたデプロイには次の違いがあることに注意してください。

• 新しい VMware Integrated OpenStack 7.2 デプロイの OpenStack リージョン名は RegionOne です。アップグレードされたデプロイの OpenStack リージョン名は nova です。
• 新しい VMware Integrated OpenStack 7.2 デプロイの Nova コンピューティングノードの名前は、compute-vcenter-id-cluster-moid の形式です。アップグレードされたデプロイの Nova コンピューティング ノードの名前は、nova-compute-number の形式です。デプロイをアップグレードすると、新しい Nova コンピューティング ノードでは、削除後に再作成されたノードも含めて新しい命名形式が使用されます。
• 新しい VMware Integrated OpenStack 7.2 デプロイには、service および default ドメインのみが含まれます。service ドメインには OpenStack サービスで使用されるアカウントが含まれ、Default ドメインには OpenStack ユーザー（admin アカウントを含む）によって使用されるアカウントが含まれます。アップグレードされたデプロイには、下位互換性のために local ドメインも含まれています。