VMware Integrated OpenStack 7.x から 7.2.1 にアップグレードするには、パッチを適用します。
前提条件
- VMware Integrated OpenStack ダウンロード ページ フォルダを作成します。
- VMware Integrated OpenStack Manager に 20 GB の空きディスク容量があることを確認します。一部のディスク容量を解放するには、ダウンロードされている tar ball パッチを削除します。
- OpenStack デプロイを含む VMware Integrated OpenStack 7.x がすでにある場合は、既存のデプロイのバックアップを作成します。デプロイのバックアップ を参照してください。
- パッチを適用しても、CR の以前にカスタマイズされたイメージは更新できません。パッチで提供されるイメージを使用するには、viocli update <CR name> を使用してイメージ関連の構成を削除する必要があります。
- パッチを開始する前に、VMware Integrated OpenStack のデプロイの状態が 実行中 であり、mariadb クラスタがパーティション分割されていないことを確認します (KB88765)。
手順
- VMware Integrated OpenStack 環境で、Integrated OpenStack Manager にログインします。
ssh root@mgmt-server-ip
VMware Integrated OpenStack 7.2.1 パッチ フォルダに移動します。
cd <vio-patch-folder>
tarball を展開します。
tar -zxvf vio-patch-7.2.1.0-20003387.tar.gz
- patch-prepare.sh スクリプトを実行します。このスクリプトは、事前条件チェックの実行に役立ち、パッチをインストールするための次の手順を通知します。
./patch-prepare.sh
VMware Integrated OpenStack マネージャのルート ディスク使用率に関する事前チェックが失敗した場合は、
--clean-stale-patch
を指定してこのスクリプトを再実行できます。
./patch-prepare.sh --clean-stale-patch
- パッチを VMware Integrated OpenStack Manager に追加します。
viocli patch add -l /<vio-patch-folder>/patch-<vio-patch-version>.tar.gz
パッチが追加されたことを確認します。
viocli patch list
正常に追加された場合、パッチの状態は ADDED(追加済み)と表示されます。
- パッチをインストールします。
viocli patch install -p patch-<vio-patch-version>
パッチがインストールされたことを確認します。
viocli patch list
既存の VMware Integrated OpenStack 7.x デプロイに正しくインストールされた場合、パッチの状態は APPLIED(適用済み)、適用の進捗は 100% と表示されます。
パッチが適用されている場合は、パッチのデプロイ ステータスを確認します。
viocli get deployment
デプロイが安定している場合、デプロイの状態は RUNNING(実行中)と表示されます。これは、すべての OpenStack サービスがパッチ適用済みであることを示します。