viocli update nova コマンドを使用して、Nova サービス構成内の特定のパラメータを更新できます。

Nova 構成の詳細については、OpenStack Nova 構成ドキュメント を参照してください。

Nova サービス構成例については、OpenStack Nova 構成ファイル を参照してください。

viocli update nova を使用する構成オプションの例。
conf:
  nova:
    DEFAULT:
      force_config_drive: false
      rpc_response_timeout: 6000
      executor_thread_pool_size: 64

    conductor:
      workers: 2

    vmware:
      network_passthrough: false
      tenant_vdc: false

    filter_scheduler:
      max_instance_per_host: 50
      max_io_ops_per_host: 8
      available_filters: nova.scheduler.filters.all_filters
      enabled_filters: AvailabilityZoneFilter,ComputeFilter,ComputeCapabilitiesFilter,ImagePropertiesFilter,
      ServerGroupAntiAffinityFilter,ServerGroupAffinityFilter,PciPassthroughFilter,AggregateInstanceExtraSpecsFilter

    pci:
      alias: [{"device_type": "type-VF", "name": "sriov"}, {"vendor_id":"8086", "product_id":"1520", 
      "device_type": "type-PF", "name":"fpt"}]
      passthrough_whitelist: [{"vendor_id": "*", "product_id": "*"}]

    cinder:
      cross_az_attach: true

    scheduler:
      max_attempts: 3

    database:
      max_pool_size: 50
表 1. viocli update Nova パラメータ
パラメータ デフォルト値 説明

force_config_drive

false

true を入力して、構成ドライブ機能を強制的に有効にします。ただし、構成ドライブは REST API またはイメージ メタデータ プロパティを介して引き続き有効にできます。

rpc_response_timeout

60

呼び出しからの応答を待機する値(秒単位)を入力します。

executor_thread_pool_size

64

Executor がスレッドまたは Eventlet の場合、Executor スレッド プールのサイズを入力します。

workers

none

OpenStack Conductor サービスのワーカー数を入力します。

max_instances_per_host

50

ホストに存在可能なインスタンスの最大数を入力します。

max_io_ops_per_host

8

ホストで入出力操作をアクティブに実行できるインスタンスの最大数を入力します。

available_filters

nova.scheduler.filters.all_filters

スケジューラが使用できるフィルタを入力します。

enabled_filters

スケジューラが使用する必要があるフィルタを入力します。
Supported filters:
AvailabilityZoneFilter,
ComputeFilter,,
ImagePropertiesFilter,,
ServerGroupAffinityFilter
PciPassthroughFilter,
AggregateInstanceExtraSpecsFilter,
AggregateMultiTenancyIsolation

alias

''

PCI パススルー デバイス要件に対し alias を入力します。

passthrough_whitelist

''

仮想マシンで使用可能な周辺コンポーネント相互接続デバイスの許可リストを入力します。

cross_az_attach

true

異なるアベイラビリティ ゾーンのインスタンスとボリューム間の接続を入力します。この値が false の場合、インスタンスに接続されているボリュームは、Nova のインスタンス アベイラビリティ ゾーンと同じ Cinder のアベイラビリティ ゾーン内にある必要があります。

max_attempt

3

選択したホストの最大スケジュール試行回数を入力します。

max_pool_size

none

プール内で開いたままにする SQL 接続の最大数を入力します。値 0 は、制限がないことを示します。

suppress_insecure_request_warning true

true に設定されている場合、安全でない呼び出しの警告に関するログは出力されません。

backend_call_timer_threshold

0.5

構成された値と同じか、それ以上の時間かかかったバックエンド呼び出しが記録されます。バックエンド呼び出しのログ エントリ数を制限するには、この値を大きくします。