VMware Integrated OpenStack ダッシュボードでは、VMware テーマのスタイル、ロゴ、ブックマークのアイコンを変更できます。カスタマイズした変数を VMware Integrated OpenStack ダッシュボードの OpenStack RC ファイルに追加することもできます。

カスタム テーマでは、次の項目を指定できます。
  • _styles.scss:その他のスタイル
  • _variables.scss:色コードの定義
  • favicon.icoVMware Integrated OpenStack ダッシュボードのブックマーク アイコン
  • logo.svg:各ページの左上隅に表示されるグラフィック
  • logo-splash.svg:ログイン ページに表示されるグラフィック

前提条件

  • カスタム ロゴは、長さ 216 ピクセル、幅 35 ピクセルにする必要があります。これ以外の寸法の画像は、正しく表示されない可能性があります。
  • カスタム ロゴ ファイルは、SVG 形式にする必要があります。

手順

  1. カスタム テーマ ファイルが格納される themes ディレクトリを作成するか、openrc.patch ファイルを作成して、OpenStack RC ファイルを指すように変数をカスタマイズします。次に例を示します。#cat openrc.patch export OS_TENANT_NAME=projectName

    次のディレクトリ構造を使用します。

    • _styles.scss_variables.scss、および openrc.patch ファイルを themes ディレクトリに配置する必要があります。
    • favicon.icologo.svglogo-splash.svg の各ファイルは、themes/img ディレクトリに配置する必要があります。

    テーマに 5 つのファイルをすべて含める必要はありません。たとえば、カスタム ロゴのみを含めて、デフォルトのスタイルを使用することもできます。

  2. themes ディレクトリを、themes.tar という名前の TAR ファイルとしてアーカイブします。
    注: TAR ファイル名は themes.tar にする必要があります。
  3. vSphere で、コンテンツ ライブラリを作成し、そこに themes.tar ファイルをアップロードします。

    コンテンツ ライブラリの詳細については、コンテンツ ライブラリの使用を参照してください。

  4. Integrated OpenStack Manager Web インターフェイスに admin ユーザーとしてログインします。
  5. [OpenStack デプロイ] で、デプロイの名前をクリックし、[管理] タブを開きます。
  6. [設定] タブで [Horizon Theme] を選択し、[有効化] をクリックします。
  7. themes.tar ファイルが含まれているコンテンツ ライブラリの名前を入力し、[OK] をクリックします。

結果

VMware Integrated OpenStack ダッシュボード サービスが再起動し、カスタム テーマ ファイルまたはカスタム OpenStack RC ファイルがロードされます。サービスが使用可能になったら、ログインして VMware のテーマに切り替えると、カスタマイズ内容が表示されます。

次のタスク

[Horizon Theme] ページでは、[編集] をクリックすると別のコンテンツ ライブラリを指定でき、[無効化] をクリックするとカスタム テーマの使用を停止できます。

注: テーマが更新された状態で表示されるようにするには、カスタム テーマの編集または無効後にブラウザのキャッシュをクリアします。