viocli create コマンドを使用すると、バックアップ、スケジュール設定されたバックアップ、証明書署名リクエスト (CSR)、Swift のクラスタとノードを作成できます。
viocli create コマンドは、異なるタスクを実行するさまざまなアクションをサポートしています。以下のパラメータは、すべてのアクションに適用されます。
パラメータ | 必須か任意か | 説明 |
---|---|---|
-f config-file または --file config-file |
任意 |
指定された構成ファイルを使用してコマンドを実行します。 |
-i または --interactive |
任意 |
テキスト エディタで構成テンプレートを開きます。これにより、必要な情報をインタラクティブに入力することができます。情報を入力したら、保存してテキスト エディタを終了し、コマンドを実行します。 |
-o または --out |
任意 |
確認のプロンプトを表示せずにコマンドを実行します。 |
-v または --verbose |
任意 |
詳細モードで出力を表示します。 |
コマンドのパラメータを表示するには、viocli create -h または viocli create --help を実行します。-h オプションまたは --help オプションを使用して、そのアクションのパラメータを表示することもできます。たとえば、viocli create backup -h
は、backup
アクションのパラメータを表示します。
viocli create を使用して、次のアクションを実行します。
viocli create backup {-f config-file | -i | -o} --content-vcenter <vcenter-name> [-t timeout] [-v]
OpenStack デプロイのバックアップを作成します。backup アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。
パラメータ | 必須か任意か | 説明 |
---|---|---|
-t timeout または --timeout timeout |
任意 |
viocli でバックアップ処理の進行状況が示される時間を秒単位で指定します。 このパラメータを含めない場合は、デフォルト値の 1,800 秒が使用されます。 |
詳細については、デプロイのバックアップを参照してください。
viocli create backupschedule {-f config-file | -i | -o} --content-vcenter <vcenter-name> [-t timeout] [-v]
OpenStack デプロイのスケジュール バックアップを作成します。詳細については、スケジュール設定されたバックアップを参照してください。
viocli create csr -c country-code -t state-name -l city-name -o org-name -u org-unit [-s service-name] [-d output-dir] [-f config-file | -i | -o] [-v]
認証局に送信する証明書署名リクエストを作成します。csr
アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。
パラメータ | 必須か任意か | 説明 |
---|---|---|
-c country-code または --countries country-code |
必須 |
証明書を申請する組織の所在地の 2 文字の ISO 国コード。 |
-t state-name または --states state-name |
必須 |
州または都道府県の完全な名前。 |
-l city-name または --localities city-name |
必須 |
市区町村の名前。 |
-n org-name または --org-names org-name |
必須 |
組織の正式名称。 |
-u org-unit または --org-units org-unit |
必須 |
部門または組織単位の名前。 |
-s service-name または --services service-name |
任意 |
CSR を生成する 1 つ以上の VMware Integrated OpenStack サービスの名前。複数の名前をカンマ (,) で区切ります。 このパラメータを含めない場合は、すべての VMware Integrated OpenStack サービスの CSR が生成されます。 |
-d output-dir または --output output-dir |
任意 |
CSR が保存されるディレクトリ。 このパラメータを含めない場合、CSR は ./csr ディレクトリに保存されます。 |
viocli create swift {-f config-file | -i | -o} [-v]
Swift クラスタを作成します。詳細については、Swift クラスタの追加を参照してください。
viocli create tenant-vdc --compute compute-node --name vdc-name --project-id project-uuid [--cpu-reserve cpu-min] [--cpu-limit cpu-max] [--mem-reserve memory-min] [--mem-limit memory-max] [-f config-file | -i | -o] [-v]
指定した設定を使用して、テナント仮想データセンター (VDC) を作成します。tenant-vdc アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。
パラメータ | 必須か任意か | 説明 |
---|---|---|
--compute compute-node |
必須 |
テナント VDC を作成するコンピューティング ノード。 コンピューティング ノードの名前は、openstack compute service list コマンドを実行することで確認できます。 |
--name vdc-name |
必須 |
テナント VDC の名前。 |
--project-id project-uuid |
必須 |
テナント VDC を作成するプロジェクトの UUID。 |
--cpu-reserve cpu-min |
任意 |
VDC で予約する CPU サイクル (MHz)。 値を入力しない場合、デフォルトで 値 0 は予約されたリソースがないことを示すので、0 以上の値を指定する必要があります。 |
--cpu-limit cpu-max |
任意 |
VDC での CPU 使用率の上限 (MHz)。 値を入力しない場合、CPU 使用率は制限されません。 指定する値は 0 以上または -1 にする必要があります。-1 は、そのリソースに制限が設定されていないことを示します。 |
--mem-reserve memory-min |
任意 |
VDC で予約するメモリ (MB)。 値を入力しない場合、デフォルトで 値 0 は予約されたリソースがないことを示すので、0 以上の値を指定する必要があります。 |
--mem-limit memory-max |
任意 |
VDC でのメモリ使用量の上限 (MB)。 値を入力しない場合、メモリ使用量は制限されません。 指定する値は 0 以上または -1 にする必要があります。-1 は、そのリソースに制限が設定されていないことを示します。 |
viocli create vcenter --vc_hostname <hostname> --vc_password <password> --vc_username <username>
バックアップ、リストアなどの要求に対応するため、新しい vCenter Server を作成します。vcenter アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。
パラメータ | 必須か任意か | 説明 |
---|---|---|
-n Hostname または --vc_hostname hostname |
必須 |
新しいオブジェクトの vCenter Server のホスト名または IP アドレス。 |
-p password または --vc_password password |
必須 |
新しいオブジェクトの作成に必要な vCenter Server のパスワード。 |
-u Username または --vc_username username |
必須 |
新しいオブジェクトの作成に必要な vCenter Server のユーザー名。 |