viocli update heat コマンドを使用して、Heat サービス構成内の特定のパラメータを更新できます。

Heat 構成の詳細については、OpenStack Heat 構成ドキュメント を参照してください。

viocli update heat を使用する構成オプションの例。
conf:
  heat:
    DEFAULT:
      max_resources_per_stack: 1000
      max_stacks_per_tenant: 100
      event_purge_batch_size: 200
      max_events_per_stack: 1000
      encrypt_parameters_and_properties: false
      max_nested_stack_depth: 5
      max_interface_check_attempts: 60
      convergence_engine: true
      observe_on_update: false
      max_template_size: 524288
      stack_action_timeout: 3600
      max_pool_size: 5
      max_overflow: 50
      rpc_response_timeout: 60
      client_retry_limit: 2

次の例に示すように、非対話モードで heat パラメータを更新することもできます。

kubectl -n openstack patch heat heat1 --type=merge --patch '{"spec":{"conf":{"heat":{"DEFAULT":{"rpc_response_timeout":360}}}}}'

非対話モードで heat パラメータを更新すると、viocli update heat コマンドと同じ結果になります。

表 1. viocli update Heat パラメータ
パラメータ デフォルト値 説明

max_resources_per_stack

1000

Heat スタックで使用できるリソースの最大数を入力します。

max_stacks_per_tenant

100

各プロジェクトで作成できる Heat スタックの最大数を入力します。

event_purge_batch_size

200

パージされるスタック イベントのサイズを入力します。

max_events_per_stack

1000

スタックごとに使用可能な最大イベント数を入力します。

encrypt_parameters_and_properties

false

非表示としてマークされているテンプレート パラメータと、すべてのリソース プロパティを暗号化してから、それらをデータベースに保存します。

max_nested_stack_depth

5

インターフェイスが接続または接続解除されているかどうかを確認する最大回数を入力します。

max_interface_check_attempts

10

インターフェイスが接続または接続解除されているかどうかを確認する回数を入力します

convergence_engine

true

このオプションにより、統合アーキテクチャを使用するエンジンが有効になります。

observe_on_update

false

更新時に、Heat を有効にして、既存のリソース プロパティをリアリティから収集し、更新されたテンプレートに統合します

max_template_size

524288

Heat テンプレートのファイル サイズの上限(バイト単位)を入力します。

stack_action_timeout

3600

Heat スタック アクションのタイムアウト(秒単位)を入力します。

max_pool_size

5

プール内で開いたままにする SQL 接続の最大数を入力します。

max_overflow

50

設定されている場合は、SQLAlchemy を使用して最大値を入力します。

rpc_response_timeout

60

呼び出しからの応答を待機する秒数を入力します。

client_retry_limit

2

クライアントで予期される断続的なエラーが発生した場合に再試行する回数を入力します。