viocli update cinder コマンドを使用して、Cinder サービス構成内の特定のパラメータを更新できます。

Cinder 構成の詳細については、OpenStack Cinder 構成ドキュメント を参照してください。

Cinder サービス構成例の詳細については、OpenStack Cinder 構成ファイル を参照してください。

viocli update cinder を使用する構成オプションの例。
conf:
  backends:
    nova1-10.185.245.206-vmdk-1:
      backend_availability_zone: nova1
      vmware_cluster_name:
        type: multistring
        values:
        - nova.Prod.100
        - nova.Prod.200
      vmware_host_ip: .VCenter:vcenter1:spec.hostname
      vmware_host_password: .VCenter:vcenter1:spec.password
      vmware_host_username: .VCenter:vcenter1:spec.username
      vmware_image_format: template
      vmware_insecure: .VCenter:vcenter1:spec.insecure
      volume_driver: cinder.volume.drivers.vmware.vmdk.VMwareVcVmdkDriver
      vmware_adapter_type: <type-name> #available value: ide, busLogic, lsiLogicsas, paraVirtual. Recommend use paraVirtual.
      vmware_tmp_dir: /tmp
      vmware_snapshot_format: template
      vmware_lazy_create: true
      vmware_disable_backing_ref_cache: false
      vmware_datastore_regex:
      vmware_verify_requirements: true
      vmware_datastore_cluster:
      vmware_sdrs_default_cluster_name:
      vmware_snapshot_quiesce: true
      vmware_image_transfer_timeout_secs: 7200
 
 
  cinder:
    DEFAULT:
      default_availability_zone: nova1
      enabled_backends: nova1-10.185.245.206-vmdk-1
      vmware_adapter_type: <type-name> #available value: ide, busLogic, lsiLogicsas, paraVirtual. Recommend use paraVirtual.
      default_volume_type: __DEFAULT__
      default_availability_zone:
      storage_availability_zone: nova
      backup_driver: cinder.backup.drivers.nfs.NFSBackupDriver
      backup_mount_options: vers=4
      backup_share: nfs-host:path
      backup_workers: 1
      backup_executor_thread_pool_size: 4
      backup_rpc_response_timeout: 600
      backup_file_size: 1999994880
      backup_sha_block_size_bytes: 32768
      backup_compression_algorithm: zlib
      rpc_response_timeout: 60
      executor_thread_pool_size: 64
    database:
      max_pool_size: 5

manifests:
  statefulset_backup: true
  job_backup_storage_init: true
表 1. viocli update Cinder パラメータ
パラメータ デフォルト値 説明

backend_availability_zone

none

ボリューム バックエンドのアベイラビリティ ゾーンを入力します。

vmware_cluster_name

ボリュームを作成できる vCenter Server コンピューティング クラスタの名前を入力します。

vmware_host_ip

none

VMware vCenter Server に接続するための IP アドレスを入力します。

vmware_host_password

none

VMware vCenter Server で認証するパスワードを入力します。

vmware_host_username

none

VMware vCenter Server で認証するユーザー名を入力します。

vmware_image_format

ボリュームをイメージ サービスにアップロードするために使用するイメージ形式を入力します。

vmware_insecure

false

true の場合、vCenter Server 証明書は確認されません。

volume_driver

cinder.volume.drivers.vmware.vmdk.VMwareVcVmdkDriver

ボリュームの作成に使用するドライバを入力します。

vmware_adapter_type

lsilogic

ボリュームの接続に使用するアダプタ タイプを入力します。

vmware_tmp_dir

/tmp

ボリュームのバックアップおよびリストア時に仮想ディスクが保存されるディレクトリを入力します。

vmware_snapshot_format

vCenter Server のボリューム スナップショット形式を入力します。

vmware_lazy_create

true

true の場合、ボリュームがソースなしで作成されると vCenter Server のバックエンド ボリュームの作成に時間がかかります。

vmware_disable_backing_ref_cache

false

true の場合、レガシー ボリューム バックエンドの vCenter Server リファレンスがボリューム ID ではなく、ボリューム名によって無効にされ、クエリされます。

vmware_datastore_regex

none

バックエンド ボリュームを作成できるデータストアの名前と一致する正規表現パターンを入力します。

vmware_verify_requirements

novalocal

true の場合、スペースとストレージ ポリシーの要件が Raw ボリューム作成時に確認されます。

vmware_datastore_cluster

ボリュームをプロビジョニングできるデータストア クラスタの名前または MOID を入力します。

vmware_sdrs_default_cluster_name

vSphere Storage DRS を使用して Raw ボリューム作成のデフォルト クラスタを入力します。vmware_datastore_cluster を指定する場合、このオプションを設定する必要があります。

vmware_snapshot_quiesce

none

true の場合、パワーオンされたインスタンスに接続されているボリュームのスナップショットまたはクローン中に作成されたバックエンド スナップショットに対し静止を有効にすることができます。

vmware_image_transfer_timeout_secs

7200

Cnder と Gance 間の VMDK ボリュームの転送に対しタイムアウトを秒単位で入力します。

enabled_backends

none

使用するバックエンド名のリストを入力します。

default_volume_type

none

使用するデフォルトのボリューム タイプを入力します。

default_availability_zone

nova

このノードのデフォルトのアベイラビリティ ゾーンを入力します。

storage_availability_zone

nova

このノードのアベイラビリティ ゾーンを入力します。

backup_driver

cinder.backup.drivers.nfs.NFSBackupDriver

このオプションを構成して、Cnder バックアップ機能を使用します。

backup_mount_options

none

NFS クライアントに渡されるマウント オプションを入力します。詳細については、NFS の man ページを参照してください。

backup_share

none

NFS サーバ パスを 形式とともに入力します。

backup_workers

1

起動するバックアップ プロセスの数を入力します。

backup_executor_thread_pool_size

バックアップ リストア操作用の Executor スレッド プールのサイズを入力します。

backup_rpc_response_timeout

バックアップとリストアでの長い実行中の RPC 呼出しからの応答を待つ秒数を入力します。

backup_file_size

1999994880

バックアップの保持に使用されるファイルの最大サイズ(バイト単位)を入力します。

backup_sha_block_size_bytes

32768

増分バックアップの変更を追跡するサイズ(バイト単位)を入力します。

backup_compression_algorithm

zlib

使用する圧縮アルゴリズムの名前を入力します。

rpc_response_timeout

60 呼び出しからの応答を待機する値(秒単位)を入力します。

executor_thread_pool_size

64

Executor がスレッディングまたは Eventlet の場合、Executor スレッド プールのサイズを入力します。

max_pool_size

5

プール内で開いたままにする SQL 接続の数を入力します。

statefulset_backup

Cinder バックアップ機能を使用する場合は、マニフェスト セクションを作成します。

job_backup_storage_init

Cinder バックアップ機能を使用する場合は、マニフェスト セクションを作成します。