VMware Integrated OpenStack のデプロイ時に Syslog サーバを構成しなかった場合は、リモートの Syslog サーバにログを送信するようにデプロイを変更できます。vRealize Log Insight へのログの送信を停止する場合も、デプロイを変更できます。

ログをリモート サーバに転送する手順は、デプロイの構成によって異なります。
  • Syslog サーバを一度も構成したことがない場合は、custom-fluentd-cr.yml ファイルを作成し、Kubernetes コマンドライン ユーティリティでこのファイルを適用して、Fluentd クラスタ ログ カスタム リソース (CR) を有効にします。
  • vRealize Log Insight サーバを指定していて、Syslog サーバを変更する場合は、Kubernetes コマンドライン ユーティリティを使用するか、VMware Integrated OpenStack のユーザー インターフェイスから vRealize Log Insight の IP アドレスを削除して、Fluentd の CR を無効にします。次に、custom-fluentd-cr.yml ファイルを編集し、そのファイルを実行して Fluentd の CR を再度有効にします。

前提条件

Rsyslog などのリモート Syslog サーバがインストールされ、構成されていることを確認します。

手順

  1. (オプション) vRealize Log Insight にログを送信するようにデプロイを構成していた場合は、Fluentd の CR を無効にします。
    • VMware Integrated OpenStack ユーザー インターフェイスを使用して Fluentd の CR を無効にするには、vRealize Log Insight Syslog サーバに対して指定した IP アドレスを削除します。VMware Integrated OpenStack と vRealize Log Insight の統合を参照してください。
    • Kubernetes コマンドライン ユーティリティを使用して Fluentd の CR を無効にするには、次のコマンドを入力します。
      osctl delete fluentd fluentd1
  2. 有効なリモート Syslog サーバの IP アドレスとポートを使用して、custom-fluentd-cr.yml ファイルを作成します。
    Fluentd の CR がすでに有効になっていた場合は、既存の custom-fluentd-cr.yml ファイルを更新します。
    apiVersion: vio.vmware.com/v1alpha1
    kind: Fluentd
    metadata:
      name: fluentd1
      labels:
        app: lcm
        StatusController: ""
    spec:
      loginsight:
        type: remote_syslog
        ip: <remote_server_ip>
        port: <remote_server_port>
  3. Fluentd の CR を有効にします。
    osctl apply -f custom-fluentd-cr.yml